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20230824SDGsニュース


最新の気候変動対策、サハラ砂漠で藻を育てて埋める

※なかなかグッドアイデアだし、実証から実用化に進んでほしい試み。ただ、「これを集めて浅瀬に埋めれば、何千年もわたって二酸化炭素を隔離できると主張する」のところ(CO2固定という肝腎なところ)が、弱いような気がします。好気性分解されれば元に戻るし、嫌気性分解されればメタンになって温室効果27-30倍です(昔は21倍でしたが、IPCCの評価レポートが新しくなるにつれ数値が大きくなってきました)。そうならないように埋設し長期固定するにはそれなりにコストがかかるし、工事としても環境負荷が大きいでしょう。それなら、砂漠という地の利を生かして、自然乾燥させて固形燃料ペレットにして再生可能エネルギーとして化石燃料代替すれば、カーボンネガティブにはなりませんが、カーボンニュートラルに近づきます。「緑の石炭」路線も検討してみては?と思いました。

来年も猛暑?今夏がこんなにも「暑くなった」根因日本人科学者が語る世界各地で起こる熱波の背景

※政治家(元ポルトガル首相)であるグテレス国連事務総長は、「地球沸騰化」時代と、科学的には超オーバーなインパクトのある表現を使いました。科学者の場合は、この記事のように冷静かつ慎重な表現になりますが、「長期的な温暖化が気温を底上げしている」ということは明確に発言されています。

“水素コンロ”導入 旅館女将の決意「CO2減らして温暖化止める」

※飛行船ヒンデンブルグ号爆発事故(1937年)の印象が強くて、水素といえば「爆発だ」と思い込んでいましたが、コンロのレベルで、燃焼をコントロールできるんですね。下記、詳しい記事も参考まで。

https://www.table-source.jp/interview/interview-hydrogen/

経済都市・東京の裏面史、ごみ施策が映す街の足跡と課題 連載「東京とごみ」まとめ読み

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