見出し画像

20230906SDGsニュース


中小企業はSDGsで会社全体を変えられるチャンス 段ボール製造会社、付加価値の高い新事業で存在感じわり

※中小企業だから関係「ない」の思い込みが強いですが、それは逆で、「ある」と考えて行動を変えたところに機会が訪れます。また、もっともサーキュラーエコノミー(循環経済)に近いのが、実は段ボールです。段ボールや白板紙など主として梱包包装に使用される紙のことを「板紙」といいます。板紙の古紙利用率(製紙原料に占める古紙の割合)は93%程度となっています。つまり、原料の13/14が古紙、1/14が木材パルプ。ちなみに新聞・雑誌・書籍などに使われる印刷用紙や、コピー用紙、包装紙、衛生用紙をまとめて「紙」とくくっていますが、その古紙利用率は40%以下です(製紙連の資料によると36%ほどなので、1/3強)。紙・板紙を平均すると66%ほどなので、全体としては製紙原料の2/3が古紙、1/3が木材パルプとなっています。

アエラ9月4日号、SDGs特集ですかね。下2つの記事も。

中小企業の人材確保のためにも「SDGsはオポチュニティーだ」 横田浩一・横田アソシエイツ代表取締役

「正しい仕事でちゃんと儲けにもなる」 木材商社の「一本の木を使い切る」環境ビジネスへの挑戦

「何気ない行動が持続可能な開発につながる」 バングラデシュ女性700人以上を日本品質の革職人に育成するFrankPR

※「革製品の販売を通じてサスティナブルな行動を促す」とあります。これ、一般化すると「●●を通じてサスティナブルな行動を促す」となります。●●には、それぞれの会社のビジネスが入ります。当社の場合、「リテラシー教育を通じてサスティナブルな行動を促す」となります。つまり、どんな会社でも、できるってことです(できないcannnotと言うのは、したくないwillnot、と言いにくいから)。

森林のCO2吸収量把握へ、新手法開発…カーボンニュートラル実現に向け日本の優位性高める

※精密に計測できると、吸収だけでなく、放出になっている森林も見つかるでしょう。ところで、記事中の数字で計算すると、約1000万トン÷約2500万ヘクタール=0.4トン/haです。分子の数字、異常に小さくないですか?

林野庁の統計だと、森林面積2510万haで、まあ、合ってますね。総蓄積量は54億㎥、総成長量は7000万㎥。超ざっくり比重1としたら、㎥をトンに置き換えれば重量ですね。資源量約1000万トン、どこから出て来たのでしょう?

https://www.rinya.maff.go.jp/j/kikaku/toukei/attach/pdf/youran_mokuzi2021-15.pdfのp.5

コメンテーター紹介

サステイナブル歴30年+3年の眼

設立20周年SDGs研修特別キャンペーン

SDGs/ESGに関連するキーワードを勉強するならこの本で

  • 増補改訂作業終わり、新版の見本本ができました。まもなく販売開始です。

  • 1回目:キーワード解説集として読む。基本的に、1キーワード3論点でまとめてあります。問題は解かずに、解説を読んで内容を理解する。それから、「どこを問題にしたのかな?」と問題文の選択肢と、解説文を見比べる。そして、不正解肢はどれで、解説文のどこをどう変えたかを確認する。

  • 2回目:知識の定着度を確認するために、問題を解いてみる。そのときに、1回目の思考のプロセスを思い出す。

  • 3回目~:実際に銀行業務検定試験を受ける方は、全問正解になるまで繰り返す。