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サッカー選手が週初めに低強度・高ボリュームの有酸素性トレーニングを実施することは有効か?

火曜日オフのカレンダーだと、有酸素運動レベルの持久力を高めるためのメニューを組み込むスペースがなくなってしまうという問題があったんだ。

引用:片野道郎,ロベルトロッシ.『サッカー"ココロとカラダ"研究所 イタリア人コーチと解き明かす、メンタル&フィジカル「11の謎」』.footbalista, 2019, 119p.

近年、量を重視した持久力トレーニングや、ボールを使わないランニングトレーニングは、サッカー選手にとって好ましくないものとされる場合が多いです。

とはいえ実際には選手が自主的にランニングトレーニングをする光景を見ることは珍しくありませんし、ある程度の量をこなす持久力トレーニングがプラスの効果を引き起こすことは誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。

最近読んだこちらの書籍。
冒頭の引用文はこちらの書籍で登場するロベルト・ロッシ氏の発言です。

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週初めのトレーニングにてボールを使用しないランニングトレーニングで有酸素性トレーニングを実施することが述べられていました。

詳細は述べられていませんでしたが、リカバリーを促進を期待しつつ、ある程度の量的負荷をかけるインターバル走形式で行われていた、とのことです。

週初めにランニングトレーニングの形式で有酸素性TRを行うことはサッカー選手のトレーニングとして有効なのでしょうか。


■有酸素性トレーニングを行うためのスケジューリング

ロッシ氏は書籍の中で、ボールに絡むアクションは無酸素性運動でありそれをトレーニングする重要性を述べつつ、同時に以下のようにも述べています。

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