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プロジェクト開発リーダーが育休を6ヶ月ぐらい取った話-妊娠編

こんにちは。
前回の記事を読んでいただいた方がいるようなので、書く意欲も湧いてきます。
遅筆かつ下手くそな文章ですが、トボトボと書かせていただきます。

前回の記事はこちらから。


今回は、妊娠から出産直前までのドタバタを含めて書かせていただきます。

妊活と妊娠

夫婦で「子供が欲しい」と明確になってきたのは2022年の春前ぐらいからでした。
もちろん、望んですぐに…とはならないのは重々承知の上で色々と話し合いをしました。
妻も私も30代で私は後半でもあるため、簡単にはいかないかなぁとも思っていました。
なので、妻だけでなく私の検査もきっちり行い、サプリメントも飲んだりして、可能な限りの対策を事前に行いました。
結果、数ヶ月で妊娠まで至ることができました。
余談ですが、その時は妻も私も某マラソン大会に出場登録しており、結果として私だけ出場しました。(ラン仲間も出場してたので、1人ではなくてよかったー)

妊娠生活-つわり編-

いよいよやってきた妊娠生活。
妊娠前から、どんなつわりの症状が出るのかがドキドキでした。
妻は食が好きなので、「吐きづわりとかだったら、発狂するかも。。。」と戦々恐々としていました。
結果は…食べづわり。
空腹になると吐き気を感じてしまうというやつでした。
手軽に食べられるものを会社のデスクに持ち込んで日中はしのぎつつ、夜は私が定時で帰りご飯を作ってなんとか協力して乗り切りました。

妊娠生活-妊娠糖尿病編-

つわりを乗り切った後、もはや言うまでもありませんが、妊娠糖尿病と診断されました。
この頃は安定期もかなり経過して、暫くは行けなくなるから近場で最後に温泉など…と言ってた頃です。
妻の場合、食後血糖値が下がりにくいタイプだったようで、食べる順番や食べ方で対応する方針となり、インスリン注射はとりあえず回避。
炊事に関しては7:3ぐらいで私の方が多かったため、メニューは結構気にして作っていました。
鶏肉や魚をメインとして、色々と試行錯誤をしていました。
この頃1番作っていたのは鶏ハムで、なかなかの腕前になった気もします笑

妊娠生活-切迫早産編-

妊娠糖尿病と闘いながらなんとか過ごしている中、妻はストレスフルな仕事とも闘っていました。
結果として、切迫早産との診断を受けました。
対策は、安静にすること。
診断された日から、とりあえず会社は有給休暇を取って日中はリビングに用意したキャンプ用エアマットで可能な限り安静に過ごし、最低限の行動で生活していました。
これにより、家事のほぼ全てを私が行うことになり、さすがに上司にお願いをして毎日定時帰宅をさせてもらいました。
この途中で腰を痛めた時は絶望感ありました。近所の整骨院にコルセットなども借りながら、なんとかクリアできました。

妊娠生活-胎児腹水編-

ここまで妊娠中に当たりそうな大抵の事柄に全てぶち当たりながらやってきた我が家、ついに最大の問題に直面します。
33週を目前にした健診のエコー検査で胎児腹水と見られる状態になっていることが判明しました。
通っている病院ではこれ以上検査ができないため、MFICU(母体胎児集中治療室)がある大きな病院で詳しい検査を行う必要があります。
幸い、受け入れは可能とのことだったので1時間ほど離れた病院まで車で向かいました。
向かう車内では絶望感と不安感でいっぱい。
「何が起きているのか」「どうなるのか」「お腹の子は無事なのか」何もわからないまま向かっていました。
ナビに設定した目的地に向かって運転していたはずなのですが、どんな道を通ったかもよく覚えていません。

ようやく到着して、産科に向かいます。
飛び込みで診察していただき、さまざまな検査の結果としては『胎便性腹膜炎』という診断でした。
胎児が腸閉塞を起こして腸の一部が破裂し、そこから便が漏れ出して腹水として溜まっている状態になっていました。
世間的にはかなり珍しい症例(5万件に1件ほど)ですが、お世話になった病院では年間数件の扱いがあるとのことでした。
「安心してください。ここは赤ちゃんにとって日本で1番安全な場所ですよ」と先生に言っていただけたことは、おそらく一生忘れないでしょう。

症状はわかったものの、胎児の状態があまり良くはないため、妻はそのまま入院となりました。
可能な限り成長してからの出産が望ましいため、最長で2ヶ月に渡る入院生活になる可能性もあるとのこと。
最低限の必要なものをコンビニで調達して妻に渡して、私は家路に着きました。
帰り道は1人で様々なことを考えながら、込み上げる涙や余計な思考を抑えながら、なんとか帰宅。
全く食欲が出ない中、とりあえず胃に食べ物を入れました。

翌日、会社に電話連絡をして有給休暇取得して、妻の入院に必要なものをバタバタと準備して、再び病院へ。
コロナ対策で面会も不可能なため、暫くは寂しくなるな…と噛み締めながら荷物を看護師さんにお渡ししました。
(お恥ずかしながら、妻大好きおじさんなのでめちゃくちゃ寂しかったです…)


だいぶ長くなりました。
既にばたついている我が家ですが、次回は出産にまつわるドタバタを書いて行きたいと思います。

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