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プロジェクト開発リーダーが育休を6ヶ月ぐらい取った話-育休導入編

こんにちは。
前回から少々間が開いてしまいました。
我が子の成長を見守りながら書いているため、ご容赦ください。

今回からいよいよ育休に入る前後の話が始まりますが、早産や子供の入院が挟まっているため若干ややこしくなります。
何があったかを知りたい方は下記から過去記事をご覧ください。

今回は育休直前直後のアレコレについてです。


育休スケジュール

元々の予定

書き出しでの通り、いろいろな事態が起きたおかげで予定は瓦解しましたが、元々は以下の予定でした。

  • 出産予定:2月中旬

  • 育休開始日:3月1日

    • 出産から3月までの間は、配偶者出産休暇と有休を使って調整しつつ、引き継ぎしながら緩やかに育休突入予定。

  • 義母のサポート:産後2ヶ月弱

義母のサポートについては、確定でどのぐらい…とはわかっていませんでしたが、4月頭ぐらいまでは大丈夫そうな感じでした。

実際の状態

さて、実際はどうなったかというと、

  • 出産:12月末

  • 育休開始日:3月1日

  • 義母のサポート:2週間弱

最終的に子供の退院が3月中旬になったため、義母のサポートは短縮で2週間以下になってしまいました。
育休は予定通り取得して、諸々の準備を行うことにして、終了予定は8月下旬になっています。

出産〜退院まで

産後〜1月

元々取得予定だった長期休暇(3日)と配偶者出産休暇(5日)と有休を使いながら、1月は1/3ほどしか出勤せず、妻のケアと子供の週2面会を行っていました。
事態が事態なので、メンタルは2人とも荒れ気味だったのもあり、休みは多くとって可能な限り2人で過ごしました。

2月

2月は上司に相談して週1で有休を使って面会に行きながら、プロジェクトの引き継ぎと各位との面談を個別に行なっていきます。
個別面談では、以下をメインにコミュニケーションを取ることを目的としました。

  • 不在の間の役割

  • 今後の「こうなってほしい」というイメージの共有

  • リーダー(私)が不在の間に不安なことはあるか


メンバーとの関係は比較的良好なので、特に大きな問題なく進みました。
特に若いメンバーに関しては、様々な対応を私抜きで切り抜けていく必要があるため、成長のチャンスであるとも言えます。
この辺は、復帰後のチーム力の底上げへの期待という面もあります。

特にプロジェクト運営については、不在の間の半年分スケジュールを大まかに策定して、後の細かい調整は上司と代打してもらう方に預けました。
(大抵、何かしらでうまくいかないとことはあると思いますが。。。)

そんなこんなで慌ただしく引き継ぎを終わり、育休に突入しました。

3月(退院まで)

育休突入したものの、子供はまだ入院中のため週2回の面会がメインになります。
併せて、子供の受け入れ準備を開始します。
レンタル品(ベビーベッドなど)の準備、新生児用服の購入、哺乳瓶などの検討もしていました。
母乳育児についてどうするかなどの話し合いもしました。
子供は入院中は搾母乳を哺乳瓶に入れて飲んでいます。そのため、直接授乳がうまく行かないケースを懸念していたため、粉ミルク運用も考えておく必要がありました。
(ちなみにこの懸念は、後に的中しました。。。)

そんな受け入れ準備を進めて行く中、突然仮の退院日が決定します。
その前日に母子同室で私たち2人と子供の3人で病室に泊まり、問題がないかどうかを確認します。
特に問題なければ、無事に退院となります。
結果として、問題はありませんでした。
ただし、切除した腸の分の栄養吸収を哺乳量で補必要があるため、その点は管理する必要があると告げられました。
これにより、体力を使う直接授乳は1日1回ぐらいを目処にして、あとは搾母乳が粉ミルクで哺乳量を確保することになりました。

色々条件はあるけれど、無事に退院!となったのですが、母子同室の夜間がほどんど寝られないという地獄を味わいました。
子供が泣くから…ではなく、心電図モニターの警告音が鳴り続けてほぼ寝られず。。
病院から自宅までは車で1時間かかるため、睡眠不足はかなりの足枷になります。
仕事している時でも滅多に飲まないエナドリとフリスクをコンビニで買い、必死に運転して帰宅しました。。。

3月(退院後)

そんなこんなで無事に退院を迎えることができ、遂に育児生活がスタートします。
まずは義母が来るまでの数日間。
ここがまずしんどい。
慣れない育児と寝不足による倦怠感と食欲不振でかなりの疲弊をしました。
さらに、一時的に不眠症のような状態になり、眠いのに寝れないため、メンタルがズタズタに。
「こんな生活を数年近く続けるのか?」「自分は育児に向いてないのでは?」「父親として失格なのでは?」など負の感情が無限に湧いてきて、正直かなりしんどかったです。
ここで、メンタルを整えるために自己分析をしました。
なぜ苦しく感じるのか、なにが大きな問題なのか、どうすればこの感情から抜け出せるか。

恐らく、これは正解がない「育児」という案件の対応方法がわからないことに対して不安を感じていることが全ての原因であり、この感情を持つ人をネットで探しても見つからないため苦しく感じていたのではないか、と考えました。
ネット上には様々な育児に対する苦悩が転がっていますが、男性育休がようやく普及してきた昨今、父親側の苦悩関する記事は圧倒的に少ない。そのため、「自分だけがこんなに悩んでいるのか?」という孤独感を味わいます。
これが行き場のない感情の原因だと思います。
「一家の大黒柱が何を言ってるんだ」「男のくせに何言ってんだ」と思う人もいるかもしれませんが、父親でも母親でも同じ人間です。
育児ノイローゼなるものは、父親でもなる可能性があることは知っておくべきだなと感じました。
これが、このnoteの記事を書くことにした最大の要因です。

そして、私が感じたことを妻に共有することで、整理をし、少しずつ心を整えていきました。

程なくして義母に来ていただいて、生活の立て直しを行いました。
子供だけでなく、私たちの食生活まで、義母には本当にお世話になりました。

育児対策

義母の協力が得られているうちに、今後の生活に向けての対策を夫婦で検討しました。

睡眠時間の確保

まずは、睡眠時間の確保。
これを達成するために、シフト制を導入しました。
我が子は入院中に作られたリズムのおかげか、20時過ぎにはある程度寝てくれるようでした。
3時間に1回の授乳があるため、そのタイミングで交代で子供のそばで見守るようにして、睡眠時間の確保を行いました。
尚、後にシフトは見直しをしていき、これからも調整しながらやって行く予定です。

食事

育児スタート直後は食欲も全く出なかったのですが、立て直しができてくると普通にお腹も空いてきます。
毎日デリバリーや冷凍食品では流石に厳しい。
料理は夫婦どちらともできるため、無理のない程度から再開していくことにしました。
サラダは買ってくる、メインは面倒だったら冷凍食品を使う、買う量はひかえめにする…などなど。
これにより、なんとか生活して行くことが可能にやってきました。

あれやこれやとやっていくことで、とりあえず3月は乗り切ることができました。
しかし、義母は3月いっぱいで帰ってしまいます。
いよいよ4月。
ここから夫婦での育児が本格スタートになります。


そんなわけで、次回は4月編をお送りします。
現実にだいぶ追いついたので、更新ペースは落ちると思いますが、次回も読んでいただけると嬉しいです。

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