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1月28日|松村圭一郎×藤原辰史「私たちとは誰か?〜人と植物の小さき声を聴く〜」
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松村圭一郎さんの新刊『小さき者たちの』の刊行を記念して、近著『植物考』が話題の藤原辰史さんをゲストにお迎えし、対談イベントを開催します!
これまでにも、お互いの新著がミシマ社から発刊となるたび、対談を重ねていただいているお二人による伝統の一戦(!?)です。
本書の「あとがき」にて、松村さんは、
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私は日本のことを、自分たちのことを何も知らなかった。本書を書き終えて、あらためてそう思う。エチオピアに赴いて人類学の研究をするなかでも、つねに「私たち」とはいったい何者なのかが気になってきた。本書は、その問いに正面から向き合うための最初の一歩である。
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と書かれています。
歴史や世界市場や国際情勢が語られるとき、大きく、強く、多い側の人間を「私たち」に据えて、わかった気になってきてしまったのではないか。本書で読み解く、水俣や天草、須恵村の生活誌からは、それとは違う「私たち」と、その目線から見る世界が浮かびあがります。
そして、藤原辰史さんもまた、過去の記録を拾い集め、小さき者たちの視点から、歴史をひもとく著書を多く手掛けてこられました。最新刊『植物考』では、人間だけの「私たち」を超えて、植物の視点からみた世界を描かれています。
小さき者たち、あるいは植物たちの声から見えてくる世界とは・・・。
ご参加、お待ちしています。
<開催概要>
■出演: 松村圭一郎、藤原辰史
■日時:2023年1月28日(土)16:00開演
■会場:恵文社一乗寺店コテージ(ハイブリッド配信)
■主催:ミシマ社
※お申し込みは「ミシマ社の本屋さん」まで
(恵文社一乗寺店では受付けておりませんのでご注意ください)。
会場(恵文社一乗寺店「COTTAGE」)ご参加はこちら
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<登壇者プロフィール>
松村圭一郎(まつむら・けいいちろう)
1975年熊本生まれ。岡山大学文学部准教授。専門は文化人類学。所有と分配、海外出稼ぎ、市場と国家の関係などについて研究。著書に『うしろめたさの人類学』(第七二回毎日出版文化賞特別賞)、『くらしのアナキズム』(以上、ミシマ社)、『はみだしの人類学』(NHK出版)、『これからの大学』(春秋社)など、編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)、『働くことの人類学』(黒鳥社)。
藤原辰史(ふじはら・たつし)
1976年生まれ。京都大学人文科学研究所准教授。専門は現代史、特に食と農の歴史。著書に『縁食論』(ミシマ社)、『トラクターの世界史』『カブラの冬』『ナチスのキッチン』(河合隼雄学芸賞)、『給食の歴史』(辻静雄食文化賞)、『分解の哲学』(サントリー学芸賞)など。
当イベントに関するお問い合わせは、「ミシマ社の本屋さんショップ」へのメール、もしくはミシマ社オフィスまで電話くださいませ。
<注意事項など>
*15:30ごろ開場の予定です。
*チケットの転売・共有は固くお断りいたします。
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