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#本

恵文社一乗寺店| 今年の本の話 2020

2020年は、どんな一年でしたか? 年間を通じた、当店の書籍の売上ランキングをご紹介します。 - - - - - - - - - - - - - - - - - 1.『渡り鳥』岩谷香穂 (さりげなく) 2.『銀河の片隅で科学夜話』全卓樹 (朝日出版社) 3.『NEUTRAL COLORS』 (NEUTRAL COLORS) 4.『ボッティチェリ 疫病の時代の寓話』バリー・ユアグロー 柴田元幸訳(ignition gallery) 5.『ほんとうのリーダーのみつけ

恵文社一乗寺店| 8月の本の話 2020

2020年8月の書籍売上ランキングをご紹介します。 先月初登場の『生きる はたらく つくる』(皆川明、つるとはな刊)と『ほんとうのリーダーのみつけかた』(梨木香歩、岩波書店)がランクアップのかたちで今月の首位と2位をそれぞれ獲得。 3位に初登場したのは、文筆家・佐久間裕美子と編集者・若林恵による人気ポッドキャスト番組を書籍化した『こんにちは未来』。 「それを感じているのは私だけじゃない ジェンダー編」「どこに出口があるのかはわからないけれど アメリカ編」「みんなもっと好

恵文社一乗寺店| 7月の本の話 2020

2020年7月の書籍売上ランキングをご紹介します。 金工作家・お菓子作家の川地あや香さんが、季節の折々に作ってきたおやつレシピをまとめた『おやつとスプーン』が7月の首位を獲得。 7/4-7/17の二週間、生活館ギャラリーで開催のフェアでは、本書を中心に「カワチ製菓」さんのお菓子や金工作品も展示販売し、多くの方にご来店頂きました。素材本来の味を感じる滋味深いおやつと、シンプルで温かみのある金工作品。その活動を通じて川地さんが伝える、目の前にあるものを活かし手を動かし作ること

恵文社一乗寺店| 6月の本の話 2020

2020年6月。当店の書籍売上ランキングをご紹介します。 4月と5月、非常事態下のニューヨークに在住する作家バリー・ユアグローが、翻訳家の柴田元幸に送り続けた十二本の超短編を収めた『ボッティチェリ 疫病の時代の寓話』が6月の首位を獲得。 誰も経験したことのない非常時において作家自身が「正気を保つために」書かれたという、一編2~4ページほどの掌編集は、翻訳家と親交の深い熊谷充紘さんの個人レーベル ignition gallery より発行されました。   5月の上旬に出版が

恵文社一乗寺店| 3月の本の話 2020

2020年3月。当店の書籍売上ランキングをご紹介します。 1位『すべてのあなたの記憶』 トナカイ 先月末に入荷後、瞬く間に完売し、再入荷分の予約販売受付を当店オンラインショップにて行った作家「トナカイ」さんの詩集『すべてのあなたの記憶』が今月の首位を獲得(当店での販売分は終了しました)。 4位『五月の虹』 トナカイ 同じくトナカイさんの写文集『五月の虹』がランクイン。すでにSNSでは多くの読者を持つトナカイさん、まとまった作品としては貴重な2作ということもあり、多く