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書店からのお知らせ

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書店のフェアやイベントのことなど
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#一乗寺

8月14日-31日|Chima 新作絵本“frico”出版記念フェア

毎年当店コテージでライブイベントをしていただいているシンガーソングライターChimaさん。 遠く札幌から大きなギターを抱えてやってくるChimaさんの歌声にはいつも、そよ風のような優しさと、飛び回るちょうちょのような愛らしさ、そして太陽のような逞しさを感じます。 そんなChimaさんから「いつか絵本をつくりたい」と初めてお聞きしたのは、たしか二年前のこと。念願の絵本がついに完成したという報せとともに届いた一冊の絵本は手にとっただけでも、Chimaさんの思い描いていたものが

6月5日|山田稔・黒川創トークイベント 『某月某日 シネマのある日常』『旅する少年』刊行記念

※こちらのイベントは定員に達したため、参加お申し込み受付を終了いたしました。たくさんのご参加希望をありがとうございました。 作家・山田稔さんと黒川創さんのトークイベントを開催いたします。主なテーマはお互いの最新刊を軸として語り合うというもの。黒川さんは昨年秋刊行の『旅する少年』(春陽堂書店)、山田さんはこの5月に刊行予定の映画に関する著書『某月某日 シネマのある日常』(編集工房ノア)についてとなりますが、著作のみにとどまらず、長い付き合いのあるこのお二人の文学トークは様々な

2月15日-3月14日|尾形亀之助 詩集『カステーラのような明るい夜』保光敏将 原画作品展

昨年秋の刊行以来、当店でもロングセラーになりつつある尾形亀之助詩集『カステーラのような明るい夜』(西尾勝彦 編 / 七月堂刊)。すでに多くの方に手にとっていただいていますが、その亀之助の詩の世界に独特の余韻をもたらしているのが、装画を担当した保光敏将さんの絵です。タイトルの響に呼応する保光さんの絵のたたずまい、その柔らかく潔い線が、本の存在感を一層増しているように思えます。 2月15日から、当店にてその保光さんの原画作品展がスタートします。装画(非売品)をはじめとして6

11月1日-11月30日|『季節を脱いで ふたりは潜る』刊行記念フェア

書店・窓辺の一角にて、菅原敏さんの3年ぶりとなる新詩集『季節を脱いで ふたりは潜る』(雷鳥社)の刊行を記念して、詩と香りのフェアを開催しております。 幾重にも着込んできた 季節をすべて脱ぎ捨てて、 今では遠く無くしたものに、水の中で手を伸ばす――。 燃やすとレモンの香る詩集や毎夜一編の詩を街に注ぐラジオ番組など、数々の試みをおこなってきた菅原敏さん。今作には、移ろいゆく暮らしをやさしく抱き寄せ、季節の情緒を写した詩が月ごとに4篇ずつ収録されています。 カバーを“脱ぐ”と

12月12日 |『せいいっぱいの悪口 増補版』刊行トークイベント 堀静香×大森静佳「もっとせいいっぱいの悪口」

「今日生きていることも、昨日生きていたことも全部本当。明日生きたいことも本当。今がすべてで、いやそんなはずはない。適当で怠惰であなたが好きで、自分がずっと許せない。事故が怖い。病気が怖い。何が起こるか分からないから五年後が怖い。二十年後はもっと怖い。今がずっといい。でも今が信じられない。なのに今しかない。晴れていて、風が強くて、花粉がすごい。くしゃみが出る。」(本文より) 2019年より頒布開始し、当店でも長らく愛されているロングセラー『せいいっぱいの悪口』がこのたび増

7月24日|今福龍太『原写真論』(赤々舎)刊行記念トークイベント イメージの水底へ降りる──現代の〈眼の冒険〉は可能か? 対話:今福龍太 × 川瀬慈

文化人類学者・批評家である今福龍太氏が、これまでさまざまな媒体で発表してきた写真論、批評的エッセイから、自身の批評の一つの到達地点を簡潔に示すという意図によって厳選しまとめられた、2000年以降に発表された批評テクスト集成『原写真論』。 赤々舎より7月に刊行される本書の出版を記念し、当店にてトークイベントを開催いたします。対話のお相手は、『ストリートの精霊たち』『叡知の鳥』などの著作を発表してきた映像人類学者の川瀬慈さん。 貴重なこの機会をぜひお見逃しなく。 日常が