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潜在意識とテオシス

キリストが誕生してからの歴史の中で、今ほど潜在意識という言葉が一般に浸透している時代はなかったでしょう。

人類全体が意識を高めていくことは自然の流れです。
全ての人がテオシスまで到達する事が神聖なる計画の一つであり、そのために真理を伝える教師やメッセンジャーがどの時代にも派遣されています。

かつてプラトンとしてノエティック界やイデアについて語っていたダスカロスはキプロスで8000人もの生徒をもって教えていたそうです。

生徒の目標は心の痛みや体を癒すことのできるサイコセラピストになることであり、8000人の中から20人が育ったと言われています。

サイコとはギリシャ語で魂を意味し、サイコセラピーでは病気の原因を肉体ではなくカルマの中から見つけます。

カルマがなくなると病気が消えるのです。

ですから同じ病気の人がいても治療は違ってきます。
なぜなら人それぞれ心の様子や人格が違うからです。

例えば、ガンは心の毒から出てきますが、その毒が怒りなのか自己憐憫なのかそれともまた違う感情からなのかは人によって違うのです。

心が元気で喜んでいると免疫が上がることは現代医学でもよく知られていますが、心を治すことは体を良くすることに繋がっています。

カルマには法則があり、カルマを自分でどんどん減らしていく生き方をするのか、それともカルマを増やしていく生き方をするのか、どちらにしてもスピリチュアルな成長につながるのでどちらの道を選択するかは自由です。

もし、天が善悪によって審判を下すとしたら、悪い事をした人はその場で存在を消されてしまう世界だったかもしらません。

しかし、何をしても許されています。
どんな悪事を働いてもその場で天の審判が下されることはありませんが、その罪は自分の背中に重荷としてのしかかり、いつかは全てを精算するためにカルマというレッスンがやってきます。

その重い大きなカルマを解消するために何度も大変な人生を送る人もいるかもしれません。

生きること、転生をすることの目的はカルマを減らして、現在の自己の低い意識を高め、霊であり魂である本来の姿へと戻っていくことです。

そして、神との一体化であるテオシスまで転生と学びを繰り返していきます。

私たちの自己はテオシスまで行っても一体化によってこの存在がなくなることはありません。

私たちは人間ー神として生まれ、元の世界へと戻るために生きています。

潜在意識についてはまだまだ話が続きます。
続きはまた明日に。

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