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怨みは自分に害をなす。

ダスカロスはキプロスでギリシャ系の生徒とトルコ系の生徒を持ち、真理と愛について教えていました。
キプロスは紛争があり、ギリシャ系住民とトルコ系住民との対立がありましたがダスカロスの元で学んでいた人々は教えを理解し、無駄な争いが起きないように心がけていたようです。

諍いは国だけでなく、家庭の中やありとあらゆるコミュニティの中で無数に起きています。

意見の対立は感情の対立です。

相手を許せないという気持ちは相手に対する嫌悪感や怒り、憎しみの念を育ててしまいます。

時にそれは相手に対するエネルギーレベルでの攻撃となって相手を静かに攻撃していますが、このような不健康な感情は生命力であるエーテルバイタリティーを大量に消費するため、持ち主の健康や精神状態にも大きな影響を与えます。

その結果、病気やトラブルを人生に招くことになるのです。

あなたが誰かを許せないと思う時は、あなたがあなた自身を許せないと思っているからです。

相手への怒りや恨みを自分の中から消すことを許せないのです。
人は自分の感情の正当性を確認したい生き物でもあるので、怒りや恨みでさえも自分にとって正当なものであると信じて疑いません。

怒りや恨みが自分の中にいつまでも残っているのは、もっと他に理由があります。

癒されないままに残っている自分の心の奥深くにしまい込んだ悲しみやトラウマがこの怒りや恨みは正当なものだと訴えているのです。

真理の学びは《わたし》という今この瞬間に生きている自分自身について様々な角度から光を当てて観察し、《わたし》を知ることです。

そして、癒されていない傷を見つけたら速やかに愛をこめてケアしましょう。

癒されている人は怒りなど感じないのです。

自分の傷を完璧に癒すことは大切な学びです。

負の感情によって自分を痛めつけないように、自分に優しく生きていきましょう。

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