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【詩】ある日の夢

雨の中 傘をさして 歩く帰り道 家まであと三分 のところで 父が 二本の傘をさして 自転車で こちらに 向かってくるのが見えた 私が 少し遠くから 傘なら要らないと 目で告げると 父は 傘を二本さしたまま  背中を向けて 帰って行った 夢の 枝葉は 雨に 流れ 夢のなかでは 父が もう この世にいない ということを 忘れていた

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何やらお迎えが来そうな夢を見たので、悔いが無いようにやりたいことをやろうと思って、詩集(kindle版)を作りました。

詩集 多面体

新旧20篇の詩を集めたものです。
今年noteで発表した詩(16) 他で発表した古い詩(3) 書き下ろし(1)

9月22日(金)16:00から  9月24日(日)15:59まで
無料でダウンロードできます。よろしくお願いいたします。
(Kindle Unlimited会員の方はいつでも無料です)

もくじ
影絵
耳鳴りのメロディー
ガクエン都市
アサガオ
信号待ち
夕景
コーヒー豆の悲哀
ギャラリーで
時計草
野原
夢の行方
クロデメキン
まれびと
歯を磨く
ガラス
時間旅行
浮彫
人違い

経緯

あとがき
初出一覧
著者の他の電子書籍
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以上 よろしくお願いいたします。

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