見出し画像

育児で忙しいデザイナーのインプット方法

こんにちは!
株式会社スタートアップテクノロジーでUIデザイナーをしている山崎です。

私はスタテクに仲間入りする前は、本やポスターなど紙もののデザインを長くやっていたので、分野の違うUIデザインを始めてからは
「私って知らないことだらけ!!」
と自分の無知をあらためて痛感することになり、より一層インプット&アウトプットが大事だな〜と感じています。

デザインに必要なインプット、どうしていますか?
仕事中にわからないこと、気になったことを検索することはもちろんありますが、それだけではその領域内の範囲でしか知ることができず、発想が乏しくなってしまいます。

どんどん外に出て、人に会って、たくさんのことを吸収したい!と思っても、タイトル通り私は6歳児と3歳児の育児真っ最中。
夫は仕事の都合で子どもたちが家にいる時間帯は家にいない、祝日も土曜も仕事なので、なかなかのワンオペです!
なので、デザインのインプットへGo♩どころか、友だちと会ったり美容院へ行ったりすら難しい状況…

そんな中で、じゃあ今の自分にとってどんなことがインプットになっているだろうか?とあらためて考えてみました。

会社のSlackで情報をシェア

スタテクのデザイン部は、slackにinput-designというチャンネルを作り、メンバー同士で気になる記事などを共有しています。

画像6

UI、 UXデザインに関わることはもちろん、ツールの使い方や好きなサイトなど、デザインに関する色々な情報が毎日流れてきます。
スタテクデザイン部のメンバーはそれぞれバックグラウンドや得意分野も様々なので、人よって着眼点が違い、自分の領域外のことも知れるきっかけになっていることが、input-designチャンネルの大きな魅力だと個人的には思っています。

最近はデザイン部以外のメンバーたちもチャンネルを覗いてくれることが多くなったので、より幅広い視野で「何かおもしろい情報ないかな〜」と探すようになりました!

本を読む

スタテクには「書籍購入制度」があり、購入費用を補助してもらえるので、気になったデザイン関連の本は気軽に手に取ることができます。

とはいえ、小さい子どもがいるとまとめて本を読む時間なんて正直全然取れないです。
なので、書籍購入制度は電子書籍も可ですが、私は紙の本を購入して、目に入る場所に並べて置き、ちょっとした空き時間にパラッと開けるようにしています。

最近買った本はこちら。

また、私はグラフィック、エディトリアルデザインをやっていたので、本そのもののデザインも癖でいつも細かくチェックしちゃいます。
紙とWeb、異なる点も多いですが、文字の行間や強弱などのバランス、全体の余白、読んだ時の視線の動き方、読みたいページや知りたい内容の見つけやすさなど、グラフィック以外のデザインにもヒントになることがたくさんあります。

ひたすらためる!

私は忘れっぽいタイプなので、「これ良い!」と思ったものはどんどん溜めて、いつでも見返せる状態にしています。
これはグラフィックデザイナー、エディトリアルデザイナーをしていた頃から積極的にやっていることで、デザインのセンスもインスピレーションも、引き出しの多さに比例するのではと思っています。

私がデザインを集めるのに使っているのは、主に2つです。

【Pinterest】
PCでもスマホのアプリでもできるので、気軽に画像を集めると言うとこれです。
デザイン関係だけでなく、趣味のものや子どもとの工作など使えそうなネタを集めるのにもかなり役立つので、すでにたくさん集まっています!
「ボード」でフォルダ分けのようにできるので、幅広いジャンルを集めてもごちゃごちゃにならないのが良いですよね。

画像1

個人的にかなり使っているPinterestですが、デザイン部でもアカウントを作って、そちらはさらに仕事に役立ちそうなものを集め、メンバーで共有しています。

Eagle
少し前に使い始めた画像管理ツール「Eagle」は、ホームページなどを集めるのに特に便利だなーと感じています。
ブラウザの拡張機能でワンクリックでそのページがEagleに取り込める上、使用されている色やURLも自動的に登録されます。

画像2

ながら聞き

夜にごはんの片付けや洗濯などの家事をしながら、インターネットラジオを聞くことが多いので、デザイナーさんたちのポッドキャストなども時々聞いています。
子どもの相手をしつつ、家事をしつつ、、なので、がっつりインプット!と言うより、軽めのおしゃべりのような内容の配信を選ぶことが多いです。

本をちゃんと読む時間があまりないので、電子書籍をスマホの読み上げ機能で聞くのも試してみましたが、、やっぱり読み方が単調だからか頭に入ってこなかったのと、本は紙で持っていたい派でもあるので、私は定着しませんでした・・・。

普段の生活のあれこれに注目

本とかながら聞きとか色々書いたものの、まあ実際のところは
仕事と子どものことと家事だけで1日が終わる毎日です。
やっぱり日常からデザインの学びを得ているのが一番大きい気がしています。

例えば駅の中
スマホで地図を見ていても逆方向に歩いて行ってしまうほど方向音痴なので、構内が複雑な都内の大きい駅は私には迷路状態です。
その中で、迷わず目的の場所にパッと行けた時には「あのサインがここにあったの、わかりやすかったな〜」とか、逆にウロウロしてしまった時には「ここにそう表示してくれれば良いのに!」など、あらためてサインや案内図などを振り返ってみます。

画像3

買い物に行った時に注目しているのは、シャンプーなどの棚に並ぶパッケージです。
種類が多い中で、どうやって他と差別化しているのかとか、個々のブランディング、ユーザビリティ、印刷方法、環境面の配慮など、インプットできることが詰まっています。
行くたびにながめていると、自分で使っていないシャンプーでも「あ、パッケージリニューアルしてる」という発見があっておもしろいです。

画像5

また、当事者になって気が付いた世の中のデザインもたくさんあります。
例えば薬の安全キャップ
押しながら回す、など簡単に開けられないようになっていて、子どもの誤飲を防ぎます。単純に「使いやすい」ことだけが良いデザインではない、と言うことをあらためて感じました。

画像4

『親になって初めて気が付いたデザイン』はまだ色々あるので、またあらためて別の記事で書けたらと思います!

最後に

子育てで忙しい場合、新たに時間を作るには
・睡眠を削る(辛いしやめたほうが良い)
・子どもとの時間を減らす(辛いし無理)
・夫の仕事をなんとかする(厳しい)
などの方法しかなかなか無いので、たま〜にある5分10分の隙間時間をどうするかとか、日常の中でデザイン目線を持って過ごすとか、小さい積み重ねが大事になってくるな〜ととても思います。

また、slackのinput-designチャンネルのように仲間のインプットを分けてもらうのも、時間の無いデザイナーにとってはとても心強いです。(デザイン部最高!スタテクではデザイナーを募集していますのでぜひ仲間になってください!)

時間が無くても、工夫と好奇心を忘れずに、どんどんインプットしていきたいと思います。
子どもたちもあっという間に大きくなるしね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?