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読書感想文〜伊達朱里紗は二兎を追う〜

麻雀界のニューヒロイン

 今回の読書感想文は再度麻雀関係の書籍ですが、麻雀プロデビューから輝かしい足跡を刻んでいるニューヒロインである声優と雀士の二刀流伊達朱里紗さんのフォトエッセイを書こうと思います。

前回のひなたんと言い、今回の伊達さんと言いカメラ下手すぎ筆者で本当にすいません⇦

 タイトルは「伊達朱里紗は二兎を追う〜「好き」から転職へ〜」です。
 まず、僕はアニメをほとんど見ないので声優としての伊達朱里紗さんはほとんど全くと言っていいほど知りませんでした。唯一、中高の同期で未だにすごく仲の良い人間にアイマスやシャニマスの狂信的猛者ファンがいる関係で本当にわずかな予備知識がある程度です。フランス語でボンジュールだけ知ってるようなものです。
 プロ雀士になる前後に名前を知って、しっかり見たのは桜蕾戦という若手登竜門の新タイトル戦で伊達さんが初代チャンピオンになっていく過程だったと思います。よくね、麻雀界のニューヒロインってMリーグに出てきた時に言われてましたが、個人的には桜蕾戦での優勝するまでの過程で「この子、めっちゃ強いやん、人の危険牌や雰囲気も分かってて押し引きのバランスが凄いな。」と思っていたので、Mリーグでの活躍もあの子なら噛み合えばこのくらいやるよなと思っていました。
 以前の日向さんの記事でも書きましたけど、僕は確率論だけで麻雀やるなら自分で良いAIのマザーデータとパソコン買って家でやってろという過激派なので、プロ雀士なら牌効率や色んなセオリーの上にどんな色を付けられるのかという方が興味があります、その僕の価値観に「伊達朱里紗の麻雀」は結構鋭く刺さったのを今でも覚えています。Mリーグで揉まれて更にオリジナリティ出てて凄いなーと思います。
 本人はそういう意識はあんまりないと思うんだけど、結構見てると伊達朱里紗さんの麻雀ってアーティスティックですよ。オレ美術2だけど信じてくれ。

本を読んでみて

 前回の日向さんの時は1500文字も前置きがあったけど、今回は反省して半分にしたぞー(違)!
 さて、本を読んでみてまず思うことが「伊達朱里紗のイメージちょっと変わった!」です。
 正直なところ、大塚明夫クラスの声優しか知らないから声優の話のところは新たな知識として学んだような感覚です、オーディションそんなに枠が狭いんだとか、1つの役でもらえるベースのギャラそんなもんなの!?みたいな感じで新鮮な知識として仕入れました。これであの猛者とも少し話せるようになるでしょう
 なので、僕のイメージしている伊達朱里紗さんはYouTubeとかでの配信が難しいのは声優との兼ね合いもあるだろうからと分かっていたので、麻雀でのインタビューや受け答えがイメージの全てになっていました。明朗な受け答えだったり、冷静沈着だったり。けれど、この中身を読むとどちらかというと感情の起伏であったり、振れ幅が大きなパーソナルなんだということが分かりました。
個人的に感情を表に出したりすることが出来ることはいいことだと思います、負の感情を露骨に出されるのはアレですが、人が見ていないところや1人の環境で昇華させるのはとても大切だと思います、僕は感情を出すこと、特にネガティブを表に出すことは非常に苦手です。我慢しますし、自分の中で必死に昇華させようとします、相談や人に話すことも少ないです。育った地域柄と性別もあるのでしょうが、30代半ばになった今でも得意とはとても言えません。尖っていた30ちょうどくらいまでよりはかなり出せるようになれたとは思いますが、多分人並み以下です。人前で泣くとか涙をこぼせるのも能力です、もう訓練されたら性質として泣きたくても目から涙すら出てこなくなりますから。ドライアイって説もあるけど
 あんまりね、詳しく書くとこの本の中身を出してしまうことになるので、書くことは控えますが、もっと猪突猛進型ではない人間を伊達朱里紗さんにはイメージをしていましたがニュージーランド編の話とかは僕の幼馴染の行動そっくりで笑いながら読んでました。伊達さんが表紙の本で笑いながら見てた僕をスタッフは更に冷たい目で見てた気もしますが、買ったんだから仕方ない⇦
 「伊達朱里紗の麻雀ファン」の僕が伊達朱里紗さんをよく知ることができた本だったと思います、多分、この本を読む限りは「人間伊達朱里紗」と自分は西と東くらい距離の離れた人生を歩んでいたと思うので麻雀がなければ絶対に交点のない存在だったろうなと思います。
 人間伊達朱里紗と僕のフィーリングは多分交点のないタンジェントのグラフのように思います、多分身近にいたら感性が合わない苦笑
 でも、プロ雀士伊達朱里紗となると見逃すわけにはいかない存在になります、つくづく麻雀っていいですね(爽)

終わりに

 前回の日向さんの本の最後にもABEMAのコメント欄について書いたんですけど、伊達さんの本にもバッツリ書いてあってそこの共鳴は凄まじいものがありました、マジでスラム街未満の民度なんですよ、本当に。あそこを見ていて精神が保たれる人は特殊な訓練を積まないと絶対に無理。
 僕は1視聴者としての観点から思ってたことをあの時書きましたけど、今回は中側の人から視点でもそういうふうに見えていたんだなぁとわかって、やっぱりアレのサービスはプレミアムの人間だけでいいんじゃないですか藤田社長WWEの件感謝していますよ!って気持ちになりました。
 さて、こう、以前も読書感想文やエッセイの話をした時にエッセイを読むと「共感しないといけない」って思ってる人が結構な数いらっしゃるようなんですが、僕としては価値観が違って当たり前、そこは受容できないなぁとか価値観が全然違うなぁ、相容れないなぁという部分があって当然だと思います。だって、隣にいる人の全てが受け入れられるわけじゃないと思いませんか?僕もさっき書いた通り人間伊達朱里紗の価値観と
は結構僕から遠いところでおそらく交点がないと書きました。
でも、それでいいんです
 それで伊達朱里紗さんを嫌いになることもないし、伊達さんの麻雀が大好きなのは変わりません。伊達さんに限らず、「こういう人間、人柄なんだなー」っていうのを理解して自分の引き出しに入れて許容する枠を拡げる。有名人著名人の方のエッセイにはそういう効果もあると思います。
 だからこそ自叙伝系は読んだほうがいい、むしろこういうのから読んだ方が良いと思います。小説であったり物語を読む上でキャラクターの特性というのは人間の数ほどあります、そのキャラクターにマッチする人間の情報を入れておくほうが読む精度は格段に上がります、ましてや自叙伝で1人だけの話も理解出来ずにいて、何人も人物が出て来る小説は絶対理解出来ませんから。
 なので、僕の読書感想文は自叙伝系が多くなると思います、次回は何を書こうかな。また書きますので、その時は是非読んでください。あと、紹介した本は本屋さんで見かけたら気にしてください笑。

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