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「できない」を「できる」に変える余裕

こんにちは。

雨が続いて洗濯物がたまってるときに限って、「ピンクのズボンがいい!」と、洗濯待ちの服をリクエストしてくる娘。会社の上司よりも、痛いところをついてくるのが上手い。そのスキルの養い方、ぜひ教えていただきたい。

さて、うちでは、時にイクメンを気取りながら、パパも積極的に娘に絡んでくる。二人のやり取りを見ていると、わたしとは違う接し方の中に、ハッと気づかされることも多い。

例えば、娘がオモチャのブロックを組み立てようとして、上手くいかずに「できない」と言うとき。わたしは、つい手を貸してしまうか「こうしてみたら?」と正解に近い提案をしてしまっていた。

けれど、うちのイクメンは、一緒に遊びながら、「パパはバスつくろー」と言って手本を見せるだけで、手を貸すことはしない。娘が「できない」と言えば、「それは最後までやろうとせーへんから、でけへんねんで」と、2歳児への指導にしては、やや厳しめに聞こえるアドバイスをする。

なるほど。子供の「できない」を“諦め”で終わらせるか、できるようになりたいという“向上心”に変えるかは、親のさじ加減ひとつ。子供に「どうしたらできるようになるか」を考えさせる余裕が、わたしには足りなかったことに気づく。

「イクメンよ、なかなかやるやないか」と、少し悔しく思いながらも、何度も挑戦して諦めずにできるようになった娘を見ると、とても満足そうで、こちらまで嬉しくなる。

けれど、できなかったことができるようになり、娘が少しずつ成長していく喜びとは裏腹に、なんだかちょっぴり寂しい気持ちになって「まだまだ小さいままでいて欲しい」と願ってしまう秋の夕暮れです。


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