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空はだれが掃除したのか

こんにちは。

娘の目のつけどころが、実は脇役志向なんじゃないかと疑い始めた矢先。ずらっと並んだアンパンマンのキャラクターたちの中から、「これにする!」と選んだぬいぐるみは、『赤ちゃんバイキンマン』でした。くそー、かわいいやつ。

さて、秋晴れの日に空をみあげると、まさに雲ひとつない青空が広がっていた。娘がそれをみて、「くもがぜんぶないよ!」と教えてくれた。「ほんとだね、きれいだね」と返す。すると「だれかが、おそうじしたんじゃない?」と、また大人には難しい発想をぶつけてきた。

そっか、誰かがお掃除したのか。一体誰が?との問を投げ返す。「おじさんがおそうじしたんだよ」。え、ますますの謎。そっか、おじさんか。おじさんて誰?と、追いかける。「しらなーい」。あ、逃げられた。

娘は、『そうじした』という言葉で、晴れた空の清々しさを表現しただけ。そこには、どんな理屈も必要ないのだ。目に見える物、聞こえる音、肌にふれる風。娘は、全身で感じたことを教えてくれる。

誰が掃除してくれたのかは分からないけれど、こんなにも青くて綺麗な空をみあげることができる幸せ。それだけで、いいのだ。理屈が気になるのは、大人の悪いクセ。

でもね、散らかった部屋をみて、「だれがやったんだろー?」っていうのは、間違いなくアナタです。


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