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#18「RONDE~輪舞曲~」(1997)

・お久しぶりです

どうもケイでございます。
しばらく放ったらかしにしていたすいません…。

個人的に仕事での細かな残業や西鶴間でのDJイベントもあり、かなりてんてこ舞い状態でこちらに手を伸ばす気力も無い始末…。

それに加えてストレスやら何やらもありXで愚痴やら変な意見をぶちまけそうだったので、文章をこっちにぶちまける作業として久々にnoteを再開等してみました。(また気分によっては下降気味になりそうだが…)

てなわけで、今回は前々からこのゲームで書こうと思っていた「輪舞曲〜RONDE〜」
作りかけていたやつとイベントでプレゼンした内容を一部加えて作りました。

プレゼンしたイベントは現在アーカイブとして残っていますので、こちらを読みつつそちらの方も視聴の方宜しくお願いします。


・輪廻するSRPG

始めてその作品の名を知ったのは小学校の頃。

夕方になると自分のところでは名探偵コナンが再放送されていまして、その中でたまにですがATLUS提供のCMが流れていました。
そしてこの輪舞曲もCMが作られ、夕方の茶の間に流れたのだ。

子供が夕方から見る映像ではない希ガス

当日、自分はゲームのCMは「〇〇をやっつけろ!」とか「キャッチコピーは〇〇!」と明るめな感じが大概だった気がするが。
輪舞曲はそれとは真逆な暗い感じから始まり、蓄音機からロンドン橋が流れ、歌詞の部分が飛んで、ロンドン…ロンドン…ロンド…ロンド…輪舞曲と繰り返す映像はかなり不気味で印象的でした。

実際にワンちゃんは大人しいそうです(攻略本より)

その後突然真っ黒な犬の咆哮、悪魔の手とレコードの盤面に輪舞曲のタイトルの表示…こうして小学校時代の自分はその名作…いやその迷作を知ることになったのである…。

そこから何年か立ち、中二病を境に高校生ぐらいからATLUSのゲームをやるようになりまして、ブックオフとかで関連作品や攻略本を見つけて買うということをしまして、その流れで輪舞曲を思い出して買いました。

鶴間のBOOK・OFF

場所は鶴間の古本屋(現在たしかラーメン屋)でワゴンだったか何だかで500円で購入した思い出があります。
また別日にラストバイブルⅢも買ったりしている。

ちなみに同時期にソウルハッカーズも知りまして、思春期に買ってプレイした話はまた別の機会。


・すごいね、兄さん…ATLUSにこんなゲームが販売されてたなんて…」

この作品を語るには外せないあれなCG。

プロモーションビデオ映像、作りかけ感が満載

その前にまず逸話をひとつ、当日のアトラスっ子たちは本作品を予約して発売日まで楽しみにしていた…しかし…プロモーション映像や体験版のCGに衝撃を受け、ゲームの予約がかなり減ったとのこと。

完成したと思ったらデッサン人形…

その後、リアタイで買ったメガテンっ子はCGのあれやらなんやらから逃れることはできず、大人になりあのゲームはあれすぎるだ黒歴史だと言われ、魔神転生シリーズにトドメを刺したという伝説を残すことになった。

ちなみにその体験版に一緒に同梱されていたのは後に名作となるデビルサマナーソウルハッカーズであり、その対比さもあり輪舞曲離れが増えてしまったという分析もある。

ちなみに自分はスターフォックスや初代バーチャみたいながっつりカクカクポリゴンCGを見ていのもあって、ATLUSのホームページで一部映像を見た時、他の作品とはかなり違うなーとは思いましたが、それもあって自分はCGは多少問題なく見れた。

ただ、女神転生や魔神転生シリーズのドットやらイラストからの急にゴリゴリCGと金子一馬氏もなかったので、かなり違和感があるのは長井秀和ばりに間違いない。


・慶太、桜子!お前等、やれるか?

とりあえず自分の中ではCG問題はクリア。
なので次は実際にプレイした感想と思い出をちらほらと。

見た感じは他と変わらないシュミレーションRPG(CGは除く)、プレイヤーを動かして敵プレイヤーに接近して戦闘して勝利するという形。

開始から出てきた謎の板。
FCどらえもんのエンディングに出てくる、のび太たちが夕空を眺めながら立っている板なんじゃないかと思ってしまうほどまっすぐな板。

ドラえもん(1986)ハドソン、エンディング画面

その板に現れた味方と悪魔。
板の大きさとキャラクターの大きさが妙。
それに加えてノンプロフェッショナルボイスを聞きながらゆったりとしたアクション。

当時そうきたかと…驚きと何とも言えない感情になったことは覚えてます。そして何とかSTAGEをクリアした後、これがこの後も続くのか…まるで輪廻だなと改めて本作品のモチーフを戦闘で味わうことになるとは。

ちなみにひとつの戦闘につき、時間を計ってみたら約40秒、ファイアーエムブレム紋章の謎が約10秒ぐらい。
これはなかなかひとつのSTAGEに時間を要する…と思いましたが、何とOPTIONの設定にて戦闘アニメーションをカットできるので、気にせずサクサクとプレイが可能。ありがたいね。


・なげいているのではない・・いとおしんでいるのだ!

この戦闘以外にも色々出てくる輪舞曲クオリティ。
STAGEの再挑戦できず、戻って悪魔と交渉できない。その交渉も悪魔を倒してからじゃないと発生しないランダム交渉。

NPCがなかなかのあれな要素で戦闘にはかなり積極的なのだが、後々で仲間になってもレベルや経験値が継承できない。
そのNPCも悪魔にやられたらゲームオーバーで、積極的に戦闘に向かってそのまま自滅するなど多々。

そんなあれ要素ばかり紹介してきましたが、ストーリーについてはどうなのかと?

本作品は輪廻転生をモチーフにしており、突如現れた悪魔に弟をささらわれたのをきっかけに主人公たちの前世の記憶が蘇り、世界規模の話になっていくというストーリーはよくできていたんじゃないかと思う。

O が輪廻を表しているのだろうか?

特に一番注目してほしいのが、この作品のタイトルが輪舞曲という所。
輪を舞って同じ旋律を何度も繰り返す形式「ロンド主題」ダンスの種類と、輪廻という輪を何度も死に新たに生まれ変わるという繰り返す「輪廻転生」と掛け合わさったタイトルはとても好きです。

そこからストーリーは世界規模になり、輪廻の輪に伴って破壊と創造の道へ繰り返すかはたまた…といった展開は良かったのでそこは偏見の目で見ずにしっかりと見てほしい。

加えて先ほどあったCMもATLUS独特の雰囲気や世界観が出ていて良いのと、もうひとつ本作品のOPにも注目。

東京上空の映像から入り、怪しげに動く意味深なオルゴール。
メビウスの輪をかたどったモニュメントにモロクの銅像と高速道路を走るシーン。
それに加えて壮大なBGMがより映像と雰囲気に合っていて、これは絶対に何かあるんじゃないかと思わせるオープニングはかなり好きなので、これは見てほしい。
そして興味あったら是非やってほしいと。


・輪廻転生、それは輪舞曲のように……

なんだかんだ書きましたが、ここで一言。
CGやら戦闘アニメーションその他色々なあれ要素とありましたが、バグで完全にゲームができないみたいなことはなく、色々試行錯誤していけば攻略だったり作品を楽しむことはできるということを声に出して言いたい。

ちなみに、何年か前にX内で輪舞曲ネタでつぶやいていたら、この作品を知っている方にお話当時の話や事情を聞くことができた。

消していなければX内にまだやりとりがあるとは思いますので、もしご興味がありましたら検索してみたらいかがでしょう?

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