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#8「真・女神転生Ⅲ NOCTURN」(2003)

つい最近、「真・女神転生 30周年感謝祭 in KT Zepp Yokohama」に二日間行ってきたので、その熱気のまま書き起こしてみた。



・思春期ど世代のメガテン

メガテン人生の始まりはSFC版真・女神転生、高学年頃に放送されたアニメの影響でデビルチルドレンをプレイ、中学生にPS版真・女神転生、魔剣シャオとATLAS脳になっていた思春期。
地元のゲーム屋さんで配布用のコンセプトガイドブックを手にしたのがきっかけでした。

ゲーム屋さんで手に入れたコンセプトガイドブック

新作が出るという興奮と、フルCGになった悪魔絵師の悪魔が自由に動いたりするのがとても嬉しかった。
両親がfujitsuのパソコンを買っていたので、発売日までATLAS公式ホームページでゲームの詳細やReal PlayerでPVを見たりしてました。
ヒーホーくんのペーパークラフトもこの頃に配布していたなー。

発売日が近付くと、当時テレ東で放送されていた「真・女神転生デビルチルドレン ライト&ダーク」内でCMが流れてるようになり、いよいよやれるのかとかなり待ち遠しかったです。

ファミ通の付録 東京受胎の書
ザ・プレイステーションの記事 切り抜き

ついに発売日、Ⅲと同時に初回特典の人修羅フィギュアと共に購入、ザ・プレイステーションとファミ通の付録を見ながらプレイした中学校三年生の冬。
独特な世界観と中二病(中三でしたが)継続中だった自分にとってこの作品はドンピシャにはまり込んでしまい、そこから様々な女神転生シリーズ沼にハマっていくきっかけになった作品になりました。


・油断したら即あの世

パトる人修羅
いやはや何度見たことやら

当時のプレイを思い出しながらこのnoteを書いていますが、主人公ってこうもあっさりとやられちゃうのか?ってぐらい敵の攻撃がキツかったイメージがあります。

PS版真・女神転生プレイしていた頃、暴れまくりとか噛みつきの物理技は正直舐めていました。
ダメージはあれどもそこまで狂気はないかなとは思い、今作を始めてみたら序盤の幽鬼ガキでさえ脅威になるという始末。

物理技が今までの作品よりダメージが大きかった感じがしたのと、チャージからの突撃で一撃でやられてしまったりしたので、普段より慎重にレベル上げをすることになった。

フィールド移動中もちょっとぐらいなら大丈夫と思い、油断した矢先に呪殺・破魔で即ゲームオーバーなんてのも。
PS版真・女神転生プレイしている時、夜魔チュルルックにムドを喰らって苦戦していた思い出があるので、夜魔や幽鬼には十分気をつけていましたが天使はノーマークでした。
フィールド上でレベルの低いプリンシパリティとかにハマで一撃なんてのもよくありました。

しかもそういう時に限ってプレイ時間をかけたり、マッカを稼いでセーブをしに移動している最中にムドハマ悪魔に出くわして、相手のターンで運悪くワンパンされちゃうんですよね。

なので四六時中アンクやアナテマは装備していて、レベルが上がりそうだなと思ったらマガタマを付け替えたりしたりしましたが、そこでも運が悪かったらなんてのもあったりと…。
弱肉強食のボルテクス界をたっぷり堪能しましたね…。


・プリンパの逆襲

PS版真・女神転生をやっているのもあり、Ⅲはある程度は攻略できまして、敵の攻撃も弱点とチャージからの物理、後はマリンカリンによる魅了状態さえ防いでおけばいいかなと思ってました。

ティターニアのプリンパ

そんな中、ヨヨギ公園でティターニア狩りをしていた時にプリンパを受ける。いつものやつなら勝手に防御したり何もしなかったり程度かなと思い放ったらかしていたら、次のターンで人修羅の攻撃選択をした瞬間。

青ざめた瞬間

\○○マッカをばらまいた /

むちゃくちゃ舐めていた。
真1の時、あれだけ舐めていたプリンパがまさかこのようなことを引き起こす魔法になっていたとは…。

今作は大概の所持金がマガタマで消えていく中、ここで大量のマッカが無くなるのは攻略にかなり痛手であり、時間かけて経験値稼ぎしまくった後だと精神的にもダメージを喰らってしまった。

後のマニアクスやHD REMASTERでは混乱によるマッカばら撒きの額が少なくなったので、まだ被害は少いが真1みたいに交渉でマッカのカツアゲをして所持金増やすことができず、また戦闘でマッカを稼がないといけなかったのは辛かった思い出…。


・ギター&ダークなサウンド

イケメソな人修羅

音楽はどれもこれもいい曲ばかりで、特に通常戦闘のギターサウンドが光るのと、後半パートのパターンが7つもあって、毎回戦闘によって変わるから何度戦闘で聞いても飽きなくて最高。

他にも大マップ通常戦闘のハードなのもあれば、街の通常戦闘みたいなお洒落な感じなのあり、アマラ経路の通常戦闘はPS版真・女神転生if宿敵をアレンジした曲でどれもこれもカッコイイのばかりである。

ギターサウンド以外にも東京受胎にて人類が滅んだのもあってか、アンビエントな音楽が多いのも魅力。
新宿衛生病院やイケブクロの曲は、ドラマのケイゾクみたいな不気味さと無機質さ漂う音楽がとても良かったり、カブキチョウやトウキョウ議事堂のダークアンビエントな感じもとても心地よいものになっていて個人的に好きである。


・HD REMASTER

あれから時は立って2020年…。
コロナウィルスによる緊急事態宣言もあってボルテクス界みたいに東京の街から人がいなくなった頃に今作がNintendo Switchにて発売することを知る。

その頃、色々あって若干グロッキー状態でして、何とか自分を取り戻すために改めてゲームを1から楽しむために新しいゲームに挑戦したり、昔やっていたゲームをやったりとリハビリ真っ最中でした。

HD REMASTER発売当初、女神転生外伝ラストバイブルをプレイしていたのとPS2版を2回、マニアクスで1回クリアしたからまぁいいかなとは思って見送っていました。

発売から半年ぐらい立ってソウルハッカーズ3DS版とNintendo Switch Onlineで真・女神転生Ⅱをプレイしていた春頃、職場の後輩と何気ない話をしている内に真3をやっていることを知ることに。

後輩は元々リアタイでペルソナ5のユーザーで、その流れから真3を買ってやっていたという話を聞いて、後輩との話のネタにと思ったのが久々にこの作品に触れるきっかけでした。
そこから後輩とちらほらとゲーム話もできるようになり、ペルソナ3もスロースターターながらプレイもしているのもあって話を聞いているうちに自分もペルソナ5に興味を持つように。

ゲームリハビリもある程度完治もして、新しめなゲーム(といっても発売されてからかなり立つが)もやっていきたいなと思い、ペルソナ新旧が展示されているところざわサクラタウンに行くきっかけになった。
そして、何ヶ月後にSwitch移植が決まりついにペルソナ5をやることに…。

ブックオフで購入

後輩と話していくうちに、懐かしさもあって真Ⅲ Switch移植版もやろうかなと思いブックオフにて購入(ついでに他作品も)。
やっていくうちに発売が待ち遠しかったあの頃や、周りが誰もやっていなかった寂しさと自分だけという優越感(勘違いですが)と懐かしさと面白さがフラッシュバックのように蘇ってきて、エンディングを迎えた頃には宿直中でしたがじわっときたり…。

その後輩には今も感謝しかないです。

記録としてTwitterにプレイ画像を載せたりしていくうちにハッシュタグを調べるようになりまして、初めてやる人もいれば懐かしんでプレイしている人がいたりと何かこうエモい気持ちになりました。

それから色々な方々と交流するようになったり、自分が今もゲーム音楽DJとして生きるきっかけを作ってくれた総元師と出会ったのもこの作品がきっかけでして。
特に総元師との出会いは自分が触れてこなかった物を知るきっかけになったり、誰とも話せなかった洋服話ができたり、コロナ時期に色々と交流してくれたとても大事な親友です。
noteという場所でなんですが改めて、今後ともヨロシク…。

この備忘録を書くに当たって、色々調べていったらその親友となやり取りが残っていた。

「ボルテスク界に住民票を届けました」

今も思うと自分のコメントはイマイチなボケだったなぁと…。

復活あれば一緒に行きたい東京受胎カフェ


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