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この世は全て無機質なのかも
13日PM8:00、元カレの最寄駅、半年ぶりの再会、安い焼き鳥屋、安いお酒、「地元のみんなは今何してるのかな」、聞いてるようで聞いてない仕事の話、男運の無い私の話、今カノとの結婚を迷う彼の話、昔付き合ってたときの悪口、「終電まであと10分なんだけど」「また終電逃そうとしてるでしょ、常習犯」「ちゃんと予告してるから良いでしょ」「久しぶりに結構飲んだな、家帰れるかな」「ついていってあげようか?」「ついて来てくれるの?」居酒屋から家まで15分「もし今付き合ってたらどうなってたかな」「もし は無いよ、きっと同じだよ、結局ダメになってるよ」24歳の冬
この世は全て無機質なのかも
2022年12月14日の朝、ふとそう思った
am7:00、目に映る建物や道路に色が無いことに気づく
空を見上げると太陽が薄い雲に包まれていた
わたしが住む街は渋谷から1駅
なんだかカラフルで、そんなに無理しなくていいのに
と思ってしまう街だ
そうか、普段は太陽の暖色の光で照らされているけど今見ているものが本当の街並みなんだ
嬉しかった、というより安心した
わたしだってここでやっていける、1人で
まだまだ駆け出しですのでサポートが励みになります、いただいたサポートは夢の欠片として宝箱にしまっておきます