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一大陸周遊記 ⑥ロンドン(イギリス)

Day13

憧れを超える

ブライトンのホステルをチェックアウト。軽くお土産探しなどをしてから、ロンドンに向かうバスに乗り込む。こちらのチケットは日付を間違えていなかったので、しっかり予約した席に座ることができた(⑤参照)。

無事ロンドンに着いて、ホステルにチェックイン。このホステルは1階がパブになっており、ハンバーガーなどが25%OFFで食べられるらしい。嬉しい。

調べてみたらベイカーストリートまで歩いて30分くらいで行ける距離だったので、シャーロックホームズミュージアムに行くことに。大きな公園を突っ切って到着。

説明してくれるおばちゃんの英語はわかりやすいし、本当に細部まで作りこんであるのでとても楽しかった。特にホームズ、ワトソン、モリアーティの蝋人形をはじめとする再現エリアが良かった。個人的には『赤毛連盟』の依頼人が辞書を映しているシーンが再現されていたのがツボ。

始めたばっかじゃん

ホームズは長身のイメージがあったので、自分の方が背が高かったのは意外。調べてみたら6フィート(183cm)という設定らしい。いつの間にか憧れの探偵の身長を抜いてしまっていた。

一方その頃モリアーティ

ホステルに戻り、晩御飯をホステルで食べる。TV画面でチャンピオンシップのコヴェントリーvsハダースフィールドが放送されていたのでハンバーガーを食べながら見る。日本人対決。隣に座っていた男性も試合を観ていたので、少し喋る。ユナイテッドファンで、理由はわからないがコヴェントリーが嫌いらしい。その言葉通り、コヴェントリーが先制したとたんビールを飲みほして帰ってしまった。

Day14

エミレーツ集合

朝一でキングズクロス駅へ。一目9と4分の3番線を見ておきたかった。見るだけのつもりだったのだが、思ったより写真撮影の列が短く、10分くらい並べば撮れそうだったので並んだ。後ろの人も一人で来ていたのでお互いの写真を撮ることに。ずっと英語で喋っていたが、終盤に日本人だったことが判明した。

聖地

ハリポタのグッズショップを見たり、駅のカフェで朝ご飯を食べたりしてから、エミレーツスタジアムへ。ダブリンにいる友達が日帰りでロンドンに来てくれたので一緒にスタジアムツアーに参加した。

アウェイ側ロッカーは比べ物にならない程簡素だった
『All or Nothing』で見たところ
監督室

ツアー終了後もいろいろ喋りながらビッグベンやバッキンガム宮殿を見て、夕飯を食べて解散。ヴィクトリア駅構内のパブで食べていたのだが、友達は結局空港に向かう電車ぎりぎりになってしまい急いで電車に飛び乗って帰っていった。
ちなみに彼は目的の駅で寝過ごして焦っていた。

ビッグベン(逆光)
高校の友達とロンドンで飲むことになるとは

Day15

Google Mapの大仕事

ヨーロッパ滞在の実質最終日。大英博物館に行く前に一度くらいイングリッシュブレックファストを食べたくて、Google Mapでそれっぽいカフェがないかと探す。

すると、ちょうどホステルから博物館へ向かう途中に気になる口コミのあるカフェが。なんとドラマ『SHERLOCK』のロケ地になっている。ヨーロッパ旅行直前に見ていたシリーズでもあったので、これは行くしかないということで直行。ベネディクト・カンバーバッチになったつもりで食べた。

神アプリ
味は普通!
この2階がベイカーストリート221Bという設定

日の沈まない国

昼のメインイベントだった大英博物館。時間に余裕もあったのでしっかり楽しめた。
それにしても大英帝国の鬼畜っぷりを詰め込んだような量の展示品。エジプトやギリシャの泣き顔がちらついた。

有名な展示(ラムセス2世とかロゼッタストーンとか)はもちろん良かったし、個人的には歴史あるチェスボードや各国の貨幣を集めたコーナーが好きだった。ソ連のお金や、中国の古いコインが展示してあって、外貨オタクとしては最高だった。

この他にもキューバのお金などがあった
ハリポタのチェスゲームはこれがモチーフになったらしい

Which is Fake Blue?

夜はスタンフォードブリッジへ。カラバオカップ3回戦のチェルシー-ブライトンを観戦した。ELのアテネ戦の時にアメックススタジアムのチケットカウンターにいた人にチケットの購入システムを質問したのだが、DJブースの音がうるさすぎてほとんど声が聞き取れなかったので若干ドキドキしながら到着。

どう考えてもチェルシーの施設だよね、という見た目のチケットカウンターに並び、購入完了メールとパスポートを見せるとスタッフが手作業で束の中から封筒を探し出し、渡してくれた。絶対QRチケットにするべきだと思う。早めに来てよかった。一人に対応するのに恐ろしく時間がかかるので、混雑がピークの時に来てしまうと相当待たされるのではないか。

まだ閑散としているスタンフォードブリッジ
ここの左端だけが機能している

場外で喋った日本人の方がなんと隣の席だった。試合前に現地サポーターからスコア予想を聞かれたので3-1と答える。得点者はと聞かれ、「まずはララーナ」と言ったらなぜか爆ウケ。三笘って言うと思ったのだろうか。

ゴール裏でも見やすい。試合前の演出も良かった
引用:スポーツナビ

試合は負け。ロベルトサンチェス、ククレジャ、カイセド、コルウィルと、ブライトン在籍歴のある選手たちがご丁寧に全員スタメン。コルウィルを除いた3人にはボールを持つたびに大ブーイングが飛んでいた。
当然ポッター(元)監督をはじめとするスタッフ陣を引き抜かれた因縁もあるので、アウェイ席の熱量は凄まじかった。ワードやハンドサインなど、おそらく相当やっちゃダメなことをみんながずっとやっていた。

最後の現地観戦、勝利で飾ってほしかったなあと残念な気持ちでホステルに戻る。1階のパブには警備員がいたので、ルームキーを見せて入ろうとすると、呼び止められた。

「おい待てよ、そのマフラーとシャツはどこのチームのだ?」
「ブライトンだよ、ほら」
「なんだブライトンか、Fake blueだな!おれはチェルシーサポなんだ!今日のカラバオカップ見に行ってたんだろ?どっちが勝った?」
「チェルシーだよ、おめでとう」

この警備員、最初はかなり雑にいじってきたのだがそのうちこちらがガチでへこんでいることに気づくとちょっと優しくなった。明日日本に帰るのだというと肩を叩きながら「気をつけて帰れよ」と言ってくれた。

Day16

テロ?

いよいよ最終日。朝は早めにホステルを出る。
ヒースロー空港のTerminal 5に行く必要があったので、他のターミナルより地下鉄の本数が少ない。トテナムコートロード駅で電車を待っていると、突然構内放送が流れだし、全員すぐに駅を出ろと言う。理由は言わないのでわからないが、周りの客たちは何も言わずエスカレーターに向かい始める。怖すぎる。テロか?

『死の秘宝』で「ヴォルデモート」と発言してしまいデスイーターに襲撃された場所としてお馴染み

次いつ降りてこられるかもわからないのでマズいと思いながら、周りと同じように上に上がろうとしていると、パディントン駅まで行く電車がやって来た。すると再度放送で、この電車に乗るやつは乗っていいぞと言われる。とりあえずパディントンまで進まない理由はないので、エスカレーター直前でUターンし、電車に飛び乗る。
結局パディントン駅は普通にホームにいてよかったので、後から来た元の目的の電車に乗って無事ヒースローに着くことができた。

さよならヨーロッパ

ヒースローからフランクフルトに向かい、再度ドイツに入国。やっぱりドイツの入国審査は酷い(①参照)。時間はかかるし態度も悪い。

前回のドイツ滞在時に気に入ったパン屋でサンドイッチとプレッツェルを買い、マイン川で鴨の視線に耐えながら食べる。

容赦ない塩気
ネギ背負って出直せ

空港に戻る前に、こちらも前回目をつけていた本屋でお土産を買う。
最後にせっかくなのでヴルスト(ソーセージ)を食べて、バンコクへ向かう飛行機に搭乗。ヨーロッパに別れを告げた。

ケチャップの袋が開けられなくてマスタードだけで食べた



おまけ
ヨーロッパから帰国後、家で簡易的に身体計測をしたところ、なぜか身長が2cmほど伸びていた。身長を伸ばしたい人は2週間程度ヨーロッパに行ってみるといいと思う。

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