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1月に聴いた音楽雑記

もう2月の中旬。はや。公開するの躊躇ってたらこんな経ってた。ですけど、1月末に書いた雑記を載せようと思います。

本当ににわかの人が独断と偏見で色々好き勝手書いているので文句あったらごめんなさい。


1月というか2022年はすごい幕開けになったんじゃないかなって思う。2021年とかあたりからコロナも相まってシティポップからの新たな2020年代を代表するような曲やアルバムが出てきて、2022年、ひいては2020年代の指針を表すアルバムがたくさん出るんじゃないかなって。

まあアルバム紹介ってほど、多分他の方に比べると聞けてないので、曲紹介です。

1. Official髭男dism “Anarchy”

髭男のイメージってブラックミュージックとかR&Bの要素をうまくポップスに昇華してるイメージだったんだけど、(ノーダウトとかは象徴)PretenderとかLaughterはポップスすぎるっていう印象ですごくいい作品ではあったけど、尖ったゴリゴリの音圧が必要な僕はそんなにはまってなかった。ただ、これはアクモンとかストロークスみたいなUKのベースラインがはっきりしてるあんまり音数が多くない構成もNo Busesのようなオルタナティブみも感じてとってもよかったなあ。多分今月一番聞いた。​

2. VivaOla ‘’My Moon’’

恥ずかしながら関ジャムのランキングで知った曲。ただ聞いてみると中毒性がすごい。基本ベースラインがハッキリしたソウル調の曲なんだけど、半音がいい感じのアクセントになってすっごく聞きやすいうえにサビで裏声が効いて展開が気になる曲になってる。

3. 新東京 ‘’Cynical City’’

これも関ジャムで知った曲。

音数が少ない。ギターが無いからなんか足りないのかなって感じるかと思ったけどベースとドラムの手数がえぐい。それでいてサビは王道にいくっていう「おいおいっ!」ってなるようないい裏切りがある。ボーカルもAメロBメロは楽器を立てるような感じなのにサビではしっかりと味出してくるっていうね。これはどの路線で人気を獲得するんだろう。なんかYOASOBIとかの層も好きになりそう。

4. 羊文学 ‘’光るとき’’

いい加減売れてくれランキング堂々の1位、羊文学。そのバンドの新たなシューゲイザーの曲。最初聴いた時は「あれ?すごくいいけど自分は好きじゃないかもな」っていうはまる感じではなかったんだけど、何度か聴いてみると中毒性っていうかいい意味で無機質な音楽でギターとボーカルが消え入るように耳に入ってくるから飽きさせない曲って感じ。羊文学の良さって、シューゲイザーって、聴き手に音楽を委ねるようなスタイルで、それが虚無性とか哀愁ってのを存分に引き出して、こっちの気分とか理解によって感情が千差万別になるところがとてもいいところだと思ってて、この曲も例に漏れず、そういう側面があると思うんだけど、それが変わりやすい繊細な曲なのかなって思った。ここに関してはあんまり自分の中で解釈が行き届いていないからしっかりもっと聞いてみようと思う。

羊文学は何かしらポップの部分で突き抜ければマジで爆売れする気がするな。もしくは当たるタイアップにするか。そんな必要はないと自分は思いますが。

 5. The Weeknd “Out Of Time”

ウィークエンドくんの怪作。傑作。ラジオ感覚で聴けるこのアルバムはアルバム通して聴きたい物ばっかで夜中に聞くと作業が進まないくらい。寝られないくらいの、最高。その中でこの曲は亜蘭知子の曲をカバーリングしてるっぽくて本家の方を知らなかったんだけども、どちらも最高だしシティポップをこんな感じで洋楽に味付けできるんだなという感想やな。まあ、正直すげーよさがわかるって感じではないんだけど、R&Bとポップの新たな可能性を見出したウィークエンドくんは初期の頃から見てて進化の過程を見てきたのでこの曲は色眼鏡つけちゃっていい曲だって言っちゃうな、、

6. 宇多田ヒカル “BADモード“

これもまた今月でた最高のアルバムのリード曲。宇多田ヒカルは1stとFantomが大好きすぎて他をあんまり聞けてないけど、これはめっちゃすごいってみんな口揃えて言ってる。

自分は正直、めっちゃすごいし好きではあったけど、リード曲が強すぎたのか他の曲がバランス取るための曲っていうか、ガツンとはしてなかったな、って印象。スクリレックスの曲はアルバムで聞くとアルバム通して塩味でOne Last Kissとか君に夢中とかPink Bloodとかがガツンとした塩味で他がそれに調和するような塩って感じだったのにいきなりソースって感じで、もう和洋折衷と言いますかすごいねって感じ。それが悪いことではないと思うけど、路線に沿ってないからあんまり、って声もわかりはする。その中で、この曲はアルバムでのリード曲ではない中では自分好みだし宇多田ヒカルの遊び心が出てる作品で面白いなって感じたな。これ聴いてから二時間だけのバカンス聞くとドーパミンドバドバ、っていうかこんなにも名曲って多いんだなって思うよ。

7. リーガルリリー “惑星トラッシュ”

ギターがいいのよ。そんで声がギターと他のリズム隊を崩さずに調和してる感じもまたね。声が圧倒的に好きでそんで持ってギターロックを大衆向けに逃げる感じでなくやってるのがとっても好きなバンド。この曲はサビでガツンとくる感じではなく、サビの最初は抑えめになってるのにサビの最後の方ではリーガルリリー節がめっちゃ出てるのもまた最高。そんで間奏はギターのリフとシューゲイズのギターロックがすごく感傷に浸れる曲でとても好き。ライブで聞いたら泣いちゃうかもなこれは。歌詞も含めて、解釈をこっちに委ねすぎないけどしっかりと委ねている部分がとっても好き。

8. 礼賛 ”バイバイ”

サーヤの組んだ新しいバンド。川谷絵音がやっているってこともあってクオリティはお墨付きですね。サーヤはヒップホップに造詣があってそれを忠実に川谷がヒップホップ寄りのロックのトラックを作ってきた感が半端なくってそれがサーヤの声もあってとても良い。シンプルに歌がうまいしな。スルメ曲と間では行かなかったけど初見で聞いてビビッときた曲としては(1月で)割と上位の方かも。

9. サカナクション ”ショック!”

これまた怪作。なんていうの?このネオトーキョー!って感じでもないんだけど、歌謡曲っぽいあの懐かしさを取り入れてそれでも今の主流であるしっかりとした音楽の中に遊び心があるのよ。なんだろう。それでトランペットの感じもすごくサンバっていうかなんていうのこれ。言葉にできないのがもどかしい。そのくせにサビは王道に見せかけてちょっと盛り上がりすぎない感じも計算高い。ドラムの音も手数は多くないよね。だからこそ余白がとっても心地いい。でもベースがしっかりしてるから全然スカスカしてない。サカナクションはこれでライブもめっちゃ力入れてるから凄すぎるわ。チケットそりゃ高くなるわ。

10. iri ”摩天楼”

iriのポップ系の曲としては進行はとっても王道。イントロからガツンと飛ばしていく感じだけど、サビ前でゆるーくしてのサビではヒップホップの要素を王道に乗せてく。これは自分が好みの感じめっちゃ押さえててすごく好きなんよ。結局トラックが王道な進行でガツンとやってくれるとすげーいいんだよな。

っていう音楽にわかの雑記。毎月何かしらにおいてやっていきたい。

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