母音は色彩に似ている #2 「あいうえお」がわかっていない日本人
どうも、英語コンテンツクリエイターのKeiです^^
前回の母音は色彩に似ている #1 発音記号のすすめでは、「apple」の「a」や「hook」の「oo」のように、英語には「あいうえお」の間(あいだ)の音があることをお伝えしました。
そして、カタカナ英語には限界があり、英語の音をきちんと理解するためには、発音記号を学ぶことをおすすめしました。
今回は、「あいうえお」がわかっていない日本人についてご説明します。
真面目な記事になってしまいましたが、皆さんの英語学習のヒントになれば嬉しいです!
日本人の英単語力
まず、日本人の英単語力について、少しお伝えします。
私たち日本人は、義務教育によって中学校の3年間で英語を学びます。そして、多くの人は高校の3年間でも英語を学びます。
日本の学習指導要領によると、それぞれの英語の授業で学ぶ単語数は以下のようになっています。
中学校 → 1,100語
高校 → 2,000語
合計 → 3,100語
その後、大学受験をする人も多くいて、そのためには以下の単語数が必要だと言われています。
センター試験 → 5,000語
私立難関大 → 6,000~7,000語
※中学校や高校で学ぶ単語も合わせた合計の単語数
こうやって数字を見ると、かなりの単語数ですね…
さらに、今はグローバル社会と言われていて、子供も大人も英検やTOEICなどの学習をする人が増えています。
このように、多くの日本人は学生時代や社会人になってから、膨大な数の英単語を学んでいます。
日本の英語教育は難しい…
学習する英単語が多いことに加えて、学校や受験の英語の内容は、決して簡単ではないと思います!
代表的な例は、難しい専門用語を使った文法があります。
不定冠詞、強調再帰代名詞、法助動詞 、配分形容詞、対照や譲歩の従位接続詞…などなど
正直、自分もよくわかっていないです…(笑)
文法以外にも、学校の授業や受験の英語では、文化や歴史の説明などが多く登場します。
言語だけでなく歴史や文化などを学ぶことは、とても意味のあることだと思います!しかし、外国語を使ってそうしたことを学ぶのは、難易度が高いと言えます。
そうしたことをする前に、何か大事なことを忘れていないでしょうか…?
「あいうえお」がわかっていない日本人
前回の記事で紹介したように、「apple」の「a」や「hook」の「oo」のように、英語には「日本語のあいうえお」の間(あいだ)の音があります。
それは、言わば「英語のあいうえお」です。
しかし、多くの日本人はこの「英語のあいうえお」がわかっていません。
これは、日本語を学んでいる外国人に例えると大変な状態です!
中学校と高校では合計で3,100語の日本語を学びました。そして、大学受験の時にも日本語を学び、合計7,000語の日本語を学びました。文法の専門用語も理解できて、日本の歴史や文化も知っています。今は仕事で日本語を使う為に、日本語検定の勉強中です。
しかし、日本語の「あいうえお」の発音はよくわかっていません…
これって、かなり不自然に感じないでしょうか?(笑)
多くの日本人は英語学習において、これと似たような状態になってしまっていると思います。
母音の重要性
皆さんは、ものすごく簡単な英単語なのに、何度聞きなおしても聞き取れなかった経験はないでしょうか?
私は何度もあります…泣
これは、実際の発音と自分の認識の「ずれ」が大きく影響しています。
学校や受験勉強では難しい英語を学び、ビジネスでのプレゼンや学会の発表でも英語を使う人はいます。しかし、その中にも「ずれ」を抱えたままの人たちが多くいます。
私は「英語のあいうえお」を学ぶことは、その後の英語力に良い影響を与えてくれると思っています!
まずは、難しいことをやるよりも、その後の基礎となる「英語のあいうえお」である母音を学ぶことを、強くおすすめします。
次回に続く…
今回は、多くの日本人は難しい英語を学んでいながら、母音がきちんと理解できていないということをお伝えしました。
それは日本語で言う「あいうえお」ができていないのに、難しいことをやっている状態です。
まずは、基本である母音をきちんと学ぶことをおすすめします!
次回は、母音は色彩に似ている #3 英語の母音は色彩に似ているという話をお伝えします。
前置きが長くなってしまいましたが、ようやく本題の「母音と色彩」の話に入ります!
また、読んだもらえると嬉しいです(^_^)
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