カナダでファームステイ プリンスエドワード島

これは、僕がカナダでファームステイ(農業体験)をした時の話です!


到着

ようやく、プリンスエドワード島に着いた僕は、無事にホストファミリーと合流をすることが出来た。

ホストファミリー

お父さん、お母さん、娘(10歳ぐらい)、息子(7歳ぐらい)、愛犬

その家族は、何度もホストファミリーの受け入れを経験していて、お姉ちゃんも弟も人懐っこく、緊張していた僕を温かく迎えてくれた!

この時、僕が使わせてもらったのは、家の2階のさらに上にある「屋根裏」のような場所だった。

部屋には、キングサイズのベッドがすっぽりと入っていて、ベッドに横たわると目線の高さに周囲が250°ぐらい見渡せる小窓が付いていた。

森林の向こう側にオレンジと紫が混じったような空が広がっていて、そこから登る朝日を見た時は、とても幻想的だった^^


洗礼

そんな素敵な屋根裏での最初の夜、僕は洗礼を受けた。

家の温かい空気が最上階の屋根裏に来ていたせいか、夜にあるものが大量に集まってきた。

ハエ

たぶん、5匹ぐらいはいたと思う…

それまで田舎で生活したことが無かった僕は、「これが田舎の生活か」と思った。

ハエ取りもあるかもしれないけれど、夜中にホストファミリーを起こすのも気まずかったし、僕は気合いで寝ることにした!

あのうるさい音と、ハエが顔に止まっている感覚の中で寝たのは、人生で初めてだったと思う。(笑)

それでも、緊張と気疲れをしていた僕は、ぐっすり寝てしまった…

次の日、ホストファミリーに「よく眠れた?」と聞かれて、「ハエがいて大変だった」と答えると、ある武器があるのを教えてもらった。

実は、その屋根裏部屋には、ベッドの下にハエ取り用の小さい掃除機が用意されていた!

その掃除機では、気持ちいぐらい簡単にハエ取りが出来た。それ以来、僕はハエ取りを楽しむようになった。(笑)


仕事

プリンスエドワード島での、農仕事は基本的なことだった。

僕は農仕事の経験が無かったこともあるけれど、時期が早すぎたのも理由だった。

僕がプリンスエドワード島に到着したのは、4月だった。

僕は、4月というと「春」というイメージと持っていた。確かに、東京はそうかもしれない。

でも、カナダは日本よりも緯度が高い。さらに、西側のバンクーバーなどに比べて、東側の方が冬は寒く、春になるのも遅い…

だから、飛行機が大雪で着陸できなくなってしまった(^_^;)

僕は、雪かきや雑草取りをした。あと、農仕事の他には家で自家製のパンを焼いていて、その手伝いをよくしていた。

英語もわからないことが多かったから、専門的な知識やスキルが身に付いたわけではなく、見よう見まねで必死にやった!


オニオンとオリーブ

プリンスエドワード島でのファームステイは、1か月だけだった。でも、その中で色々なことを経験をしたり、自分自身に変化があった。

オニオンとオリーブが好きになった

ホームステイやファームステイでは、お腹いっぱいご飯を食べられないことがある。

都心部でホームステイをしていた時は、スーパーで安い食べものを買ってお腹を満たしていた。

でも、ファームステイは近くに店なんか何もないことが当たり前…

そんな状況で、家で取れたオニオンとパンに使うオリーブをつまみ食いしていた。(笑)

結果として、オニオンとオリーブが好きになった。

海外でのこうしたことや「食当たり」を経験する度に、食事のありがたみを実感する。

ちなみに、この家ではお菓子は体に良くないから、買わない方針だった。

でも、全く食べないことがストレスだった僕は、スーパーに連れて行ってもらった時に「スニッカーズ」をこっそりと買って、屋根裏で食べていた…(笑)


言葉の壁

1ヶ月の間で、ホストファミリーと家でトランプをしたり、休日に遊びに連れて行ってもらったのは、本当に良い思い出になっている。

その中で、ずっと思っていたことがある。

もっと英語が出来たら、もっと仲良くなれるのに…

ホストファミリーは、良い人たちだった。さらに、その親戚や友達など、色々な人たちと関わる機会を与えてくれた!

でも、英語が理解できないことで壁を感じることは、結構あった…

自分だけ会話が理解できずに、どう反応したら良いかわからない → 理解できない自分にストレスを感じる。

「この壁がなければ、もっと仲良くなれたのに」と思った(>_<)

それまで、僕は自己満足やテストの点数のために英語が出来るようになりたいと思っていた。

でも、この時に初めて、人と仲良くなるために英語が出来るようになりたいと、心から思った。

そして、「こんな悔しいの思いはしたくない」と思い、絶対に英語力を伸ばすと決めた。


旅は続く

プリンスエドワード島での1か月は、本当に濃い時間でした。

でも、なるべく沢山の場所に行き、様々な経験をしたかった僕は、次の場所に向うことにしました。

次の目的地は、隣のノバスコシア州のKentville!

ここでも僕は、波乱万丈な経験をすることになります…

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