阿Q正伝 - 感想・引用
今回の記事は、中国の文学者・思想家である魯迅による長編小説です。1921年、中国の新聞「晨報」に発表され、注目を集めました。
この記事では、本の要約をするのではなく、輪読会を行うにあたり、私が読んだ感想や本からの学び、一部引用を紹介するものです。輪読会用のメモなので、一般的な記事のようにきちんと整理されているわけではないのでご了承ください。
あらすじ
魯迅による辛亥革命の時の中国を批判する作品。
村の中で一番地位が低い阿Qはいじめられるし、馬鹿にされるし、殴られるが、変な理屈で精神的には勝利するというのを繰り返す。
ある時、主人の妻に手を出してしまい村八分に。
その後、盗みを働いていた。
そして、革命軍が村にやってくるということを聞きつけて、革命が何かもわからないまま参加。
しかし、革命軍には相手にされない。
そんな中、革命軍の一部だと思われ、逮捕され、死刑判決を受ける。
刑場に行く時も、最後まで死刑が行われることを認識していない。
そして、銃殺されてしまう。
一緒について行った聴衆は、銃殺を首を切るのに比べて見栄えがしない、刑場に連れられて行くのに歌の一つも歌えない阿Qを間抜けな死刑囚だとガッカリする。
辛亥革命(しんがいかくめい)は、1911年(宣統3年)から1912年(民国元年)にかけて、清で発生した共和革命である。名称は、革命が勃発した1911年の干支である辛亥に因む。10月に孫文の影響を受けた革命軍が武昌と漢陽を武力制圧し、黎元洪を都督として中華民国軍政府が成立を宣言した[1]。清国は革命軍の制圧に失敗し、15省が次々と独立を宣言した[1]。1911年12月29日、上海で孫文が中華民国大総統に選出され、1912年2月12日に清最後の皇帝溥儀が退位し、清国は滅亡した[1]。この結果、アジアにおいて史上初[2][3]の独立した共和制国家である中華民国が誕生した。
感想
人の名前が覚えられず、全然物語が頭に入ってこなかった。
何が起こっているのかが最初不明だった。
あとであらすじを読んでみると、阿Qの間抜けさというか、卑屈さがなんとも言えないものだと思った。
特に変な理屈で、精神的勝利というのがよろしくない。
これが出された時、中国の辛亥革命を批判、中国人民を批判していたという。
同胞が殺される時にも、それを見物し、楽しみにする
阿Q自体が中国人民のことを表現している。
なんというか、負け癖がついているとこんな感じなんだなと思った。
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