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【発明原理コレクション】5つのグループを順に使う

40の発明原理は、さまざまな問題の解決に使うことができます。

しかし原理数が多いので、うまく使いこなせる方法が必要になります。

この課題に対応した発明原理コレクションをご紹介します。

40の発明原理

発明原理は、さまざまな問題の解決パターンを整理し、まとめたものです。

全部で40のパターンがあり、40の発明原理と呼ばれています。(参考文献1~6)

図1.40の発明原理

発明原理は、膨大な特許の調査・分析によってつくられています。

原理の40と多く、さまざまな問題の解決に使うことができます。

しかし原理数が多いために、次のような課題が生じます。

  • 課題:40の発明原理をうまく使いこなせる方法が必要になる

この課題に対応したものが発明原理コレクションです。

発明原理コレクション

発明原理コレクションでは、40の発明原理を、次のように5つのグループに分けています。

  • グループ1:発明原理01~08

  • グループ2:発明原理09~16

  • グループ3:発明原理17~24

  • グループ4:発明原理25~32

  • グループ5:発明原理33~40

発明原理は、番号が進むにつれて「基本的な原理→テクニック的な原理」に進んでいきます。

「グループ1 → グループ2 → … → グループ5」と進むことで、「基本的なグループ → ややテクニック的なグループ → … → テクニック的なグループ」に進んでいきます。

最初のグループ1(発明原理01~08)は「基本的な原理集」です。多方面に使える万能タイプのグループです。

図2.グループ1

まずはグループ1(発明原理01~08)だけ学んで使ってみることができます。

グループ1は「多方面に使える万能タイプ」なので、グループ1だけでも問題解決のアイデア十分考えることができます。

グループ1をある程度使いこなしたに、次のグループ2(発明原理09~16)を使って、よりテクニック的なアイデアを考えることができます。

図3.グループ2

40の発明原理をすべて一度に使いこなすことは難しいので、グループに分けて順に学びながら使っていく方法が効果的です。

発明原理コレクションのシリーズ記事では、グループ1の発明原理から始めていきます。

次回は、発明原理01分割を解説します。

シリーズ記事

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参考文献

  1. ゲンリック・アルトシューラー 『超発明術TRIZ シリーズ1 入門編「原理と概念に見る全体像」』の「付録1 典型的手法の表」

  2. Darrell Mann 『TRIZ 実践と効用 (1) 体系的技術革新』の「第10章 問題解決ツール-技術的矛盾/発明原理」

  3. Darrell Mann, Simon Dewulf, Boris Zlotin, Alla Zusman 『TRIZ 実践と効用 (2) 新版矛盾マトリックス(Matrix2003)(技術一般用)』の「第6章 発明原理集(拡張版)」

  4. Yuri Salamatov 『超発明術TRIZ シリーズ5 思想編「創造的問題解決の極意』の「付録 B.発明原理」

  5. 高木芳徳『トリーズ(TRIZ)の発明原理 あらゆる問題解決に使える[科学的]思考』の「第2部 40の発明原理」

  6. 青戸けい『アイデア発想に役立つ「発明原理コレクション」オールカラーのイラストで分かる!』の「第1章 発明原理とは」

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