新型コロナで活用する人が増えているVR内覧ってどうなの?
新型コロナウイルスによって、物件探しができなくて困っている人も多いのではないでしょうか。
不動産の内覧は密閉・密集・密接の3つの密が揃うため、緊急事態宣言が継続している8つの都道府県はもちろん、解除された39県に住んでいる人も感染のリスクを考えると自粛しておきたいところです。
しかし本音を言えば、早く物件を見て回って新居を決めたいですよね。
今回は、自粛中でも物件の内覧ができると話題のVR内覧について紹介していきます。
・そもそもVR内覧とは?
・どこの会社が取り入れているの?
・本当に物件を決められる?
このような疑問に答えていこうと思いますので、ぜひ参考にしてください。
そもそもVR内覧って何?
VR内覧とは、3D映像の技術によって、実際に室内を歩き回っているかのような体験ができるサービスです。
VRゴーグルを使うとよりリアルな内覧を体験できますが、持っていない人でもインターネットブラウザ上で360度自由に物件を見学することができます。
新しい物件探しのスタイルとして新築や中古、賃貸や売買など幅広く取り入れられており、大手不動産会社も対応しています。
VR内覧を取り入れている不動産会社は、SUUMOで検索すれば、まとめて見つけることができますよ。
著者は、新型コロナウイルス感染症が流行する前からVR内覧を取り入れていた野村不動産のサービスを利用したことがありますが、実際に足を運ばなくても物件を見学できるのは素晴らしいと感じました。
体験してみたい人は、「3Dウォークスルー動画特集」をご覧ください。
VR内覧のメリットは新型コロナのご法度3密を避けられること
VR内覧を利用すれば、新型コロナウイルスの感染が高まる3密を避けることができます。
不動産の内覧において、3密となる場面は以下のとおりです。
・密閉…窓がなかったり、あっても換気されていない
・密集…他にも見学者がいたり、持ち主の家族が同席している
・密接…不動産会社や持ち主と会話をする
こんな時期なので、密閉や密集にならないように配慮されているとは思いますが、やはり人との密なやり取りはできるだけ避けたいですよね。
せっかく内覧に行っても、必要なことが聞けなかったら意味がありません。
いろんなところを触ってウイルスを持ち帰るのも怖いですし、他の見学者や持ち主のことを考えてもベタベタと触るのは控えた方が良さそうです。
自宅にいながら物件の見学ができるVR内覧は、パンデミックが起きた今の状況下にぴったりのサービスと言えるでしょう。
他県への移動は自粛するように言われている現在でも、遠方の物件を見学できます。
遠隔にいながら物件の内覧ができるから住まい探しの幅が広がる
遠隔地から物件を内覧できるのも、VR内覧のメリットの一つです。
例えば東京都の人は他県への移動を自粛しなければなりませんし、他県の人もわざわざ緊急事態宣言の出されている東京都の物件を見に行くことはしませんよね。
しかしVR内覧なら、ウイルスに関係なく、自宅でいつでもどこからでも物件を見学することができます。
不動産会社や持ち主とスケジュールを合わせる必要もないため、忙しくてまとまった時間を作れない人でも、ちょっとした空き時間で物件探しが進められます。
新型コロナウイルスが流行する前からVR内覧のサービスはありましたが、今後はさらに注目されるでしょう。
これからVR内覧が促進される傾向にある
利用者にあまり浸透していないこともあり、VR内覧に力を入れる不動産会社はほとんどありませんでした。
しかし、これからはVR内覧が成約に大きく影響してくることが予想されます。
そのためVR内覧に力を入れる不動産会社が増え、どの不動産会社でもサービスを受けられるようになると思います。
実際に不動産向けVR内覧システム内覧くんなど、AIに疎い不動産会社でも簡単にVR内覧を採用できるようなサービスも充実してきています。
大手不動産会社はもちろん、地元の中小不動産会社でもVR内覧が可能になるのも遠い話しではなさそうですね。
ただし新型コロナウイルスで注目されたとはいえ、今まで浸透しなかったのにも理由はあります。
VR内覧のデメリットについても紹介していきますので、参考にしてください。
まだまだ技術が追いついていない印象は否めない
VR内覧の最大の欠点は、まだ技術が未熟である点です。
物件を歩いて回っているような体験ができるのがVR内覧の売りですが、実際にはまだまだ歩き回るという感覚とは言えないのが実情になります。
操作性も十分とは言えないので、パソコンやスマートフォンの操作に慣れていない人は難しいと感じてしまうかもしれません。
VR内覧の今後の課題は、以下のとおりです。
・映像酔いする
・見たい部分にうまく操作できない
とはいえ物件探しの第一歩としては、かなり優秀です。
文章だけではわからない物件の様子がわかりますし、実際に足を運ぶにしても物件を厳選できるので無駄足がなくなります。
VR内覧の技術の進化を期待しつつ、新型コロナウイルスにおける自粛期間中でも物件探しができる方法として上手に活用しましょう。
物件の買い時について知りたい人は、前回の記事でアフターコロナの売買市場について書いていますので、ぜひ参考にしてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?