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3年ぶりの郷里…まずは敦賀駅周辺…で感じたこと

2019年末~2020年初頭以来、3年ぶりに若狭の地へ行きました。
郷里は少しずつ形を変えて来ていたけれど、今回改めて、しみじみ、ずいぶん風景は変わってきていたんだなあって感じた。昔もっと写真をいっぱいとっておけばよかったなあ…フィルムの時代ではあったけど。もう、当時を知る人の心の中にしか、“あの”風景はない。
まずは小浜線の玄関口、敦賀駅とその周辺の変わりようといったら…ビジネスホテルどんどん立ってきているなあって思ってたけど、確か駅近くにあったはずの空き地もすっかり様変わりしてた。初めて見るホテル…ホテルグランビナリオTSURUGAは昨秋オープンしたばかりだそう。
北陸新幹線は2024年に敦賀までくる予定で、それに伴い、こんなにも整備が進んでいたんだ。車窓からは大きな立体駐車場も見えました。
ホテルグランビナリオTSURUGAへ行く途中に、土産物店とカフェ併設本屋が入った建物があって、特にその本屋のお洒落さと言ったら!特に一人旅が好きな人は絶対気に入る。本棚配置や書籍のチョイス…腰かける場所にも工夫があり、気持ち楽しい。
周辺のエリアにはスターバックスもあって、びっくりです。
駅そのものも、待合室、ホームをつなぐ陸橋などなど、すごく変わってきていて(これは数年前からですが)、なんか昔の敦賀駅や駅周辺を全然思い出せません。
いろいろすっかり明るくきれいになっている…敦賀駅とその周辺は。
確かにあったはずの、地方都市ならではの、あの雑多な待合室の風景を、一生懸命思い浮かべてみるのだけれど、今の風景にかき消され、力強く上書きされてしまう。
現実は思い出を凌駕する…それはきっと人の持つ本能。どんなときも、現実を受け止めそれに合わせて生きるようにつくられている。そうやって人は前に進んでいく。
本屋とカフェの部分は、ちえなみきと言うんだそう。いろんな分野の本があったけれど…原発関係の本が1冊もないのには苦笑い。ちえなみき、の名なのにね。
敦賀といえば、ふげん、もんじゅのまち。大きな問題点を指摘されながらも政府の方針だからと開発のストップ方向へは舵を切れず、長年ずるずる。東日本大震災があって初めて…あの頃は原発問題化の機運も高まり自民政権でもなかったし…反対の声を大きくできた。今はどうなんだろう…なんかまたうやむやになっていくかも? 原発の問題は日本の国全体の問題。それを考えてもらうきっかけの場所にできたらいいのに、ほんといつになったらタブーでなくなるの、と思ってしまったのでした。

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