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大学生に戻ったかのような気分になりました

「恩師」とかけまして、
「スタート」と解きます。
その心は、しどうします。
#指導
#始動


大学院時代の教授と会いました。

先生は、すでに退職されているのですが、年に1、2度は今でも連絡をしています。
自分よりも妻の方が大変お世話になった先生です。
年賀状はもちろん、お中元やちょっとした贈り物などをお互いに続けています。

その先生がたまたまこちらに来るということでわざわざ連絡をくれました。
そして少しの時間でもいいので会いましょうと誘ってくれました。

毎年連絡は取り合ってますが、実際に会うのは結婚式の時以来なので20年以上経過しています。
電話もしていたので声は聞いてました。

先生は、子供達とも会いたいということなので、家族みんなで先生の宿泊するホテルに向かいました。

予定時刻よりちょっと早めに到着したので、駐車場から先生に電話しますが繋がりません。
すると事情を理解していない長男がさっさと車から降り、ホテルに入って行ってしまいました。

慌てて追いかけると、すでに先生は奥様と一緒にロビーのソファーに腰掛けています。

「おお!Tanakaくん!」

立ち上がって握手を求めてきます。
髪の毛は薄くなり白髪は増えましたが、その他は全然変わっていません。

「ご無沙汰しております!」

感動の再会もままならず、長男がさっさとトイレに行ってしまいます。

「先生、申し訳ありません。すぐに妻も呼びますから。」

妻と他の子供達(次女、三女、次男)も入ってきます。
先生はみんなと握手。
とても嬉しそうです。

先生は長女がまだ幼稚園にも行っていない頃に妻と一緒に会っていますが、その他の子供達は全くの初対面です。
子供達も正直戸惑っていますが、ちゃんと付き合ってくれました。

しばらく話をしていると、先生の奥様がホテルのフロントにコーヒーを注文します。
しかし、そのホテルはビジネスホテルのようなところなのでコーヒーマシンでセルフサービスで入れるところです。
奥様が一人でやろうとしたのですが、機械の使い方がよくわからないようです。

すると次女が近づき、一緒に入れ始めてくれました。
そして奥様とニコニコと話をしています。

家ではまさに「自分が一番、次女!」(#だんご三兄弟)という態度なことが多いのですが、高校生になり、運動部にも入ると、ここまでコミュニケーションが取れるようになるんだ、とちょっとした驚きがあありました。
その間、三女は仏頂面でソファに座ったまま。
次男は、いい口実とばかりにうろうろする長男を見張っていてくれています。

先生は、知的障害の長男のことをやはり一番気にかけてくれましたが、

「5人いれば、本当にみんな違うもんなんだなあ。」

と感心していました。

しばらくは待っていてくれた子供達でしたが、流石に長時間は無理です。
特に長男が痺れを切らし、「早くコーヒーを飲め。飲んだら動くんだろ。」と言わんばかりにコーヒーカップを自分の口に押し付けてきます。
「熱いよ!」
何かのミニコントのようです。

ということで、一番先生にお世話になった妻だけを残し、自分と子供値は車に戻りました。

わずが15分くらいでしたが、とても楽しい時間で、まるで大学生に戻ったかのような気分になりました。

それから約15分後、妻も戻って来ました。

先生に会えたこともとても嬉しかったのですが、次女の成長ぶりを見ることができたのも嬉しかったです。
いつの間にか中の顔と外の顔と持つようになってました。
#いい意味で

帰宅後、妻としみじみ話しました。

ちなみにこの先生には、自分も妻も直接の指導教授でも授業を受けたわけではありません。
それでも学会運営や研究のヒントなどでかなりお世話になった先生であることには違いありません。
そして今でも親交がある大事な恩師です。
(タイトル画像は、全く関係ありません。)

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