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進むも止まるも

もう夏の気配もあるのやら無いのやらという今日、またしても残念なお知らせを見てしまった。福岡の夏フェスの1つ『SUNSET LIVE』が、今年も開催を中止するというものだ。

9月最初の土日に開催されることが多い夏フェスなので、まだ4半期分の余裕があるようにも見える。けれどお知らせに記載があるように、「感染リスクを抑えて、皆様が安心して楽しめる」開催ができないという判断なのだろう。たしかに今のこの状況では、どこまでいっても「何も心配する必要はない」などと言える状況ではない。

夏の盛りを越えてもまだとんでもなく暑い9月、容赦なく照りつける太陽のもと福岡・糸島に集まって、音楽を聴きご飯を食べるなどして楽しむ。海に面したステージや木々に囲まれたステージで騒ぎ、聴き惚れ、日暮れ頃になればまた違った一面を見せる夕景のなかでイベントに浸る。福岡の夏の風物詩と言ってもいいイベントのひとつだ。

SUNSET LIVEよりも大規模なイベントで、今後開催されるものもあるだろうし、無事に終われば良かったこととして残ると思う。イベントを中止したり延期したりすることは、最良の判断であるようにも見えるけれど、それによって生活に直接影響が出てくる人たちもいる。進むも止まるもという状況はあとどのくらい続くのだろう。

まずは、SUNSET LIVEの開催を中止する決定を支持したい。この時点で中止を決めるのはとても苦しいことだと思う。どこかで状況が良くなるのでは・・・・・・と期待したくもなるけれど、準備なども考えるといたずらに時間だけが過ぎていきかねない。決定をしなければならないときは来るのだから、楽しむ側の自分はしっかり受け止めようと思う。

と同時に、開催が実現したときには思い切り楽しみたい。もう数ヶ月先の話や来年以降の話をしているのかと思うと、少し気の早いような感じもするけれど。まだしばらくは同じ状況のなかで過ごしていかなければならないと、苦渋の決断をみるたびに自分も思いを新たにする。思い切り楽しむために、今はもう少し気をつけていこう。

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