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17 働き方改革~何のため~


わたしがこれまで投稿した記事には「子どもが主役になる授業づくり」以外に「教師の働き方改革」をテーマにしたものもあります。


今までは、“それはそれ“と別物にして考えていました。以前、記事にした紹介した2匹のサケ先生の真似をしたいと思い、夏休みの期間はいろいろと自分のライフとワークについて考えました。わたし個人のことは後程書くとして…

今回は、考えた末にたどり着いた「子どもが主役になる授業づくり」に必要な教師の役割と働き方改革のつながりをまとめたいと思います。

「子どもが主役になる授業づくり」での教師の役割、教師の見ている(目指す)景色は、以前に書いた通りで、

これらを振り返ってみて、わたしなりにまとめると、
教師は「感度のよいアンテナをもった高性能の圧力鍋」になることが必要だと考えます。
それがどういうものかは、以前の記事を読んでいただくとして、逆にこうだと「ハイパー圧力鍋」になれないな、と思うことを書いてみます。

・寝不足で疲れている
・給食でなんとか栄養をとっている
・自宅がちらかり放題
・気分はイライラ
・自分のことは後回し
・自宅~学校の往復の毎日で刺激がない
・そもそも仕事以外に興味をもつ余裕がない
・多少調子が悪くても病院に行けない(行かない)

教師のみなさん、いくつあてはまりますか?

わたしは油断すると、食事以外はすべてあてはまります。

なんだか辛い悲しい気分になります。教師の仕事がブラックだって言われて納得しちゃう。
でも、これがあてはまればあてはまるだけ、アンテナの感度が落ちて、圧力がONかOFF、または効かせているつもりで効いてない状態になりそうです。

簡単に想像できるところでいうと
寝不足で疲れていたら、子どもたちのささやかなつぶやきは聞こえませんし、トラブルに余裕をもって対応できない。子どものざわざわが騒音に聞こえてきます。
これ、わたしの1学期の状態です。
「あぁ、もう今日はダメな日だー!」
ってわかっていても、無意味に叱って圧力かけちゃってました。

そう、「子どもが主役になる」ためには、近くにいる大人にも余裕がないといけないのです。子どもにたくさんの可能性、余白をもたせて学べるようにしながら、待って待って寄り添っていくには、心を亡くすと書く「忙しい」状態では難しい。

ということで、子どもが主役になる授業づくりには、教師自身が自分を大切にするための時間、自分を見つめ直す余裕が必要だと考えます。
そのためには、どうしたらよいものか…それはまた別の機会に書きます。

まとめ
今日は「何のため」編にしましたので、まとめると
「教師の働き方改革は、子どもが主役になる授業を実現するため」ということかな、と思います。

他にも
・教師の仕事の魅力UP
・精神疾患になる教師を減らす 予防する
・ライフワークバランス向上
いろいろありますが、一周回って先ほどのまとめにつながるかと思います。教師という仕事をやっている以上、大きな目的をもっていたいものです。

健康的で、魅力的な、笑顔の先生が増えたらいいなと思います。

今回も最後まで読んでくださったみなさん、ありがとうございました。
もうすぐ(もう)2学期スタートですが、自分を大切にがんばりましょう!
感謝!!