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8 教師の役割

カメレオンは、自身の周りの色と同化して敵に襲われないようにカモフラージュしていると思われがちですが、実際は違うとか…

感情やまわりの気温などの変化に伴い、皮膚の色素物質が反応して変化するそうです。
しかも、目で感じているのでなく、皮膚で感じているとか。

今回のトップ画像をカメレオンにしたのは、鮮やかな空色をバックに美しい黄緑のカメレオンとのコントラストが綺麗だったから。

それが、
変わることはできるけれど、あえて変わらないでいて、「いつでも変わってやるぜ。でも、周りに左右されないよ。」という強い意志の表現に近いと思いました。
(撮影した方、ありがとうございます!)

今回記事にしたい「教師の役割」は、
「子どもが主役になる授業づくり」の中で、このカメレオンのように、時に頑固に、時に柔軟に変化できるものでありたいと考えます。

従来の授業では、
教師 対 子どもたち
という構図でした。
そして、間の矢印も、「教師発 子ども着」の一方向。

わたしが考える「子どもが主役になる授業」では、
子ども 対 子ども 対 子ども 対 たまに教師
とか
子ども 対 子ども自身 対 教材…
という感じでしょうか。矢印も様々飛び交う感じ。

だから、
教師ができるだけ登場することが少なくなるといいと考えます。

研究を進める中で、教師の役割を
・学びの伴走者
・ファシリテーター
・未知との遭遇を促す
・タイムマネジメント
というような形で位置づけて考えていきました。

以前、投稿した記事「3 どのような景色を目指すのか その2・教師編」も合わせるとイメージしやすいかもしれません。

子どもは敏感に同じ空間にいる「先生」の発するものを感じ取ります。だから、発したらそこから子どもをコントロールすることにつながるかもしれないと意識する必要があるのではないでしょうか。
若いうちは、圧力が弱めなのでその影響力は小さいけれど、経験をつむと圧力が強くなり、知らぬ間に子どもが気を使っているってことも、まぁあることです。
わたしは、その圧力をなるべく弱めて、ついでに存在感を消そうと意識しています。
理想的なのは…高性能圧力鍋のように自在に調整できるといいなと思います。

ここまで読んでいただいた方の中には、
そろそろ具体的な役割は??
と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

すみません。
具体的な役割は、書きません。
というか、書けません。
十人十色
ケースバイケース
その教室の中の状況、状態によって変わるものだと思います。

教師は、指導方法を手っ取り早く知りたがります。
でも、それはできません。冒頭のカメレオンのように、肌で感じて、考えてみてください。


教師の役割と発動のタイミング

わたしも毎日毎日考えています。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます。感謝です!