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Photo by
voice_watanabe
木造校舎物語#初恋編③
こんにちは👋N.です。
気持ちが溢れすぎて、
“もうちゃんと言おう!”と
思いました。
「でも嫌われるかも…」
「でも迷惑かも…」
「そもそも出来ないかも」
なかなか気持ちを固められないまま、日にちばかりが経っていった。
そんな時期に、文化祭の準備が始まった。
いろいろな作業に割り当てられて、幸運にも同じ行灯グループになった。
準備は夜まで続くこともあり、日常とは違う雰囲気だったことが私の背中を押してくれたのかもしれない。
その日は親が迎えに来てくれる予定だったので、最終の電車時刻(20時)を気にせずに最後までいることが出来た。
家庭科室で持ち寄ったお米で🍙作ったり、豚汁を作ったりした。
作業が終わり後片付けでゴミを捨てに行こうとしたら、後ろからサッと来て一緒に持ってくれた。
“今、今しかないよ!”
自分に言い聞かせて、
「あのね私、すきかも…」
「・・・。」
「知ってた?」「…うん」
返事に困っているようだったので、私が
「いいよ、大丈夫。」
と言うと、
「ごめんね。好きな人い
るんだ。片想いだけど
ね。でも、ありがとう」
と、照れたように話してくれた。
きちんと伝えられたことが、悲しかったけど嬉しかった。
『卒業までの片想い』
やらない後悔より、
やった後悔の方がずっといい。
自分を好きになれるから。
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