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最初に知っておきたい!訪問PTががん末期の方に役に立てるポイント!

今回のテーマは、リハビリ職はがん末期の方に何が出来るのか?です。

みなさんはがんの方へどんなリハビリを行うかイメージがつくでしょうか?

あまり普及していない分野ですが、これから訪問リハビリの現場で多く見られる疾患だと思います。

今から訪問リハビリを行う方、がんリハビリに関わっている方のイメージが出来るように書いていきたいと思います!

1.終末期リハビリで感じる事!
2.家で過ごす不安感を減らせる
3.がん性疼痛への対応
4.家族の介護負担軽減
5.最後に・・・

1.終末期リハビリで感じる事!


この分野で常に意識する事は、人生の終わりをより身近に感じます。

その中で何をリハビリ職は出来るのだろうか?

本当にこのタイミングでリハビリ職は必要なのか?

そんな事を訪問中や訪問後によく感じます。

結論は、

必要性は十分にあり、この時期にしか出来ないことがある!と思います。

では具体的にどこにあるのでしょうか?

2.家で過ごす不安感を減らせる


最初に考えられるのは、「家で過ごす不安感を減らせる」です。

リハビリ職の強みは身体評価と予後予測だと思っています。

今はここまで出来るけど、今後はこの動作が難しくなるかもしれない

といった感じで評価しています。

それは家に帰ったがん患者様が、

これからどうなっていくのか?

何が出来なくなるのか?

出来なくなったらどうしたらいいのか?

という不安感に対してどうしたらよいかを説明できることが不安感の軽減に繋がると感じています!

3.がん性疼痛への対応


次に考えられる効果は、「痛みの軽減」です。

自宅へ帰られる時は、基本的に様々な薬を飲むことで痛みをコントロールされています。

しかし、それでも痛みを完全にコントロールすることが難しい方が多くいます。

疼痛コントロールが上手くいかない方々にこそ、

運動療法やストレッチ、動作指導及び環境調整といったリハビリの介入が必要と感じています。

4.家族の介護負担軽減


ここまでがん患者様へ何が出来るかを書いてみました!

ここからは、患者様を一番身近で支える家族の方に対しての内容です。

患者さん同様にご家族の方も相当な負担を抱えています。

僕たちが出来る事は何か?

それは、

傾聴と負担の少ない介助方法を説明する!です。

不安感の中で介護されているご家族の方は、悩みを抱え込んでします傾向にあります。

僕たちは訪問中に会話が出来る時間が多い職種です。

だからこそ、ご家族の方の気持ちや悩み事を聞くという事はとても重要だと思っています!

次に効率の良い介助方法についてですが、基本的には家族の方の方法を尊重するようにしています。


「こうしてあげたいけど難しいね、腰が痛くなって上手く出来ない、この方法で大丈夫?」

↑こんな会話が多いですね!

会話と実際の方法をみて、困っている点についてアドバイスを伝えるようにしています。

一番身近で頑張っている家族の方の意見を尊重した方法が一番だと思います。

最後に・・・


今回はがん末期リハビリで何が出来るかを書いてみました!

少しでも読んで下さった皆様の役に立つ内容であったであったら嬉しいです!

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