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試験合格までの道のり

2023年3月に実施された試験にて、国家資格キャリアコンサルタントを取得しました。
資格取得を決意したのは2022年7月。
そこから何をして資格取得に至ったかを残したいと思います。
今試験を目前にしている方、キャリアコンサルタントに興味のある方のご参考になれば嬉しいです。

資格取得を決意したきっかけ

わたしは現在社会人12年目。資格取得当時は2人目の子どもの育休中でした。
新卒入社した会社は人材業界の転職エージェントで、今もその会社に勤めています。

ここまで聞くと、資格取得はわりと自然と思われるかもしれません。

ただ実際わたしが経験してきたのは法人営業で、その業務を行うのに資格取得は全く必要なく、わたしの周りの同僚もこの資格を取得したという人は指で数える程度しかいません。

ではなぜ資格取得をしようと思ったのか?
話は2022年3月頃に遡ります。

・・・

当時わたしは、以前同じグループで働いていた同僚4人とあることをしようと話していました。
4人中2人はすでに転職、1人は別部署へ異動している状態。
やろうと思ったことは、若手の人(いわゆる第二新卒)向けのキャリア支援です。

全員に共通していた思いとして、転職エージェントでできるのは転職支援だけということ。
でも今の時代、自分のキャリアを変化させていくには転職以外にもさまざまな道があります。
でもそもそも自分が何をしたくて、どんな選択肢を歩むのが良いかわからない。
転職エージェントにいる中で、そのように迷う人が多いことを実感していました。

だから、まずは一緒に考えて、その人が何をしたくてどんな道を歩みたいかを見出せるように自己分析支援をしたいね。
それがわたしたちの思いでした。

でもわたしたちは法人営業経験者ばかり。
最初は手探りで進めるものの、ちゃんと相手の本音を引き出せているのか、伝えていることは間違っていないのか、不安が大きくなっていきました。
そこで辿り着いたのが、国家資格キャリアコンサルタントでした。

わたしは個人的にも傾聴スキルなど支援する力を身に付けたいと思っていたのと、育休中で時間が作れるということもあり、資格取得をしない理由がありませんでした。

今思えば、この時はわりと軽い気持ちで決断してましたが、この決断をして本当に良かったなと思います。

養成講座での学び

国家資格キャリアコンサルタントに合格するには、専門機関が運営する養成講座を受けること、その上で試験を受けて合格することが必要です。
わたしは、勤めている会社で提携しているGCDF Japanの機関が運営する養成講座を受けることにしました。
講座は2022年9月〜12月の約3ヶ月間。

資格試験は年3回あり、正直どのタイミングで受けても良いです。
でも国の制度で、講座修了後初めて実施される試験で合格すると助成金が出る制度があったため、わたしは一発合格だけを見据えていました。

養成講座は全12回、受講時間が9:30〜18:00となっており、日曜のオンラインコースを選択しました。
つまり毎週日曜は終日受講。これはなかなかハードでした。
この受講条件を快く受け入れてくれた夫には感謝しかないです。

受講クラスにより多少ばらつきはあると思いますが、わたしのクラスでは受講生16名、トレーナーは現在もリクルートのグループ会社で就業する人材のプロ。
受講生も人材業界の人ばかりかと思っていましたが、わたしのクラスでは人材業界の人半数、研修担当者と企業人事担当者がさらに半数ずつという形でバランスの取れたクラスだったように思います。

講座の各回で学んだことなどは以下にまとめていますので、ご興味ありましたら読んでみてください。

全体を通して印象に残ったことでいうと、わたしって人の話を本当に聴けていなかったんだなぁということです。(笑)

もちろん聴いていたつもりではありますが、本当の意味で聴くのはとても難しいと感じました。
自分の憶測や意見を加えず、まずは相手の気持ちを聴き受け止める。
このことを学べたのは自分にとってとても有意義でした。

試験までの3ヶ月間

養成講座を終えたのが2022年12月。
そこから最早の試験日は2023年3月。
その間の3ヶ月間の過ごし方を書きたいと思います。

まず講座を終えてすぐの心情としては、
「やっと終わった、、、」
これに尽きます。(笑)

育休中とはいえ、毎週終日PCに向き合い、宿題なども行いつつの受講はなかなかに応えるものがありました。
これを働きながらやってる人は本当にすごい。尊敬します。
また、試験まで3ヶ月あると思うと正直気持ちに余裕があったというのもあります。

ただ、カウンセリング実技試験においては間を空けてしまうことに危機感がありました。
なのでわたしは、同じ講座メンバー数名と隔週ペースで実技ロープレを行っていました。
これは本当にやっていてよかったです。
講座で学んだことの感覚を忘れずに試験を迎えることができました。

続いて学科試験に向けて。
学科試験で出題されるのは、歴代のキャリア理論家について(世界史みたいだった)、国内のキャリアに関する法律・制度について、キャリア教育についてなどです。
講座ではテキストが3〜4冊支給されていましたが、正直これがわたしにとっては分かりづらいし覚えづらい…
SHElikesでUXデザインを学んで修正したいくらいでした。

なのでテキストもほどほどに、わたしはみん合という試験対策専用サイトを活用しました。
こちらの機関が出版する対策本を読み、暗記物を覚えていきました。

ある程度覚えられたなと思えたのが試験2週間前くらい。
そこからはひたすら過去問を解きました。

講座受講当初、模試を受けた段階では68/100点。
合格基準が70点のため、ぎりぎりアウトな状態でした。
このアウト状態が、逆にわたしにとっては良かったかと思います。
試験1ヶ月前からは本当に必死で対策本と過去問と睨めっこでした。

そして最後の1週間は、キャリアコンサルタント試験を模したロープレを行うYouTubeをとにかく観ていました。
これは論述試験・実技試験対策にとてもおすすめです。

試験を終えて

わたしは元々夏休みの最後に一気に宿題をやるタイプ。
そこから考えると、よく継続的に学習を頑張ったなぁと我ながら思います。
継続できた理由としては、講座クラスの仲間と一緒に講座修了後もコンタクトを取り一緒に頑張ったから。
1人では何かと理由を付けてやらないなと自分で分かっていたため、誰かと一緒にやることで自分に強制力を働きかけていました。

また、文字を概念的に覚えるよりも図式化して体系的に覚える方が得意だったため、対策本やYouTubeでの学習が合っていたと思います。

なんだかうまくまとめられなかったのですが、
人により合う勉強法は異なるかと思います、少しでも誰かのお役に立てれば嬉しいです。

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