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#11 ガラスの天井

GCDF講座第11回の記録。
カウンセリングロープレの実技は前回で一区切りとなり、今回は市場についてや就業支援についてなどを学んだ。

私は新卒で人材業界へ入社しており、法人側の営業担当ではあるものの転職市場や応募書類などについては一定の知識があり、ふむふむと思いながら聞いていた。

興味深かったのは、多様な人々を理解するというプログラムである。
元々現職場でも、女性活躍をはじめとするD&Iの分野には興味が高く、社内イベントや有志企画に積極的に参加をしていた。
ただ、イベントなどだとどうしても特定分野の特定領域についての施策となることが多く、多様性について全体感を学ぶ機会がなかなか持てていなかった。
講座の中でずっと残っている言葉がある。
「ガラスの天井」
これは、ジェンダーによるキャリア発達上の課題の一つのキーワードとして紹介されたもので、
キャリアアップに対して女性は見えない天井がある、ということだそうだ。
その対比として、男性にはガラスの地下室という言葉がある。
こちらは、競争社会における敗北感や自己喪失感、燃え尽きということだそうだ。
この対比はすごい表現だなと思った。
英訳もあるので、日本だけでなく世界でも言われている言葉なのだと思うとよりすごい。
すごい、というのは、悲しいなということ。
今でこそ女性活躍が謳われ始めているものの、まだまだ男女が本当に平等に働ける世の中にはなりきれていない。
もし概念的な意味でも平等になる日が訪れたとしても、
子が体内に宿って実際に出産をするのは女性なわけで、その構図が変わらない限り本当に平等でいることは難しいと思う。

それがいいとか悪いということではなくて、だけどその状況を当たり前と思わない世の中であってほしいな、とは思う。
出産をするのは女性で、その後に望んで育児に集中する人もいれば、早く仕事復帰したいと願う人もいる。どちらが正解とかでもない。
ただ、自分が願ったことが大きな負担なく叶えられる、受け入れられる世の中であってほしいな、と。
それが私が望んでいる世界観だなぁと。

たぶん、きっと、私1人が何か行動して世界が急に変わるということは相当に難しいことなのだけれど、
それでも、私が行動することで少しでも変化の兆しが生まれればいいなと思う。
だから、私はやっぱり組織に属していたいのかもしれない。
そんなことまでを考えるような言葉だった。

この文章を書いている今、GCDF講座はすでに終了しており資格試験本番に向けて勉強を進めている段階。
この段階で、今後の自分のキャリアが少し解像度高く見えてくるようになっていて嬉しい。
まずは資格を取って、一歩を踏み出せるために備えよう。

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