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ことばの行き場は

おはようからおやすみなさいまで。

1日にどれくらいの言葉を口にしているのだろう。

その言葉は、自分から放たれたものだったろうか。


最近気づいてしまったのだ。

わたしは自分から話すことができない、と。

それはね、正確に伝えたいという思いと、

時間を奪ってしまうという意識と、

相手の反応の怖さとのはざま。

でもね、

もしかしたら、

相手に興味が持ててないのかも。

もちろん、まったく話せないわけではない。

友達とのごはん、レストランでの注文、仕事でお客様と向き合うとき。

とくに一対一なら、比較的安心して話せる。


でもね、大人数の場、異性、先輩とはね、

肩の力抜いて、自分からは話せないのだ。


会社ってそういう場だからね、全然話せなくって、

会社では空気になってる気がするの。

助けて、教えて、聞いて。

新人にとくに必要なその姿勢。

私はどうしてもそうなれなくて。

目の前にいるのに、

聞く手段はいくらでもあるのに、

言葉は引っ込んだまま、しまわれてく。


どうしていいかわからなくなって、

まわりには「仕事向いて無い」って言ってみたり、

憂鬱になって心療内科に行ってみたり。

それでも状況が変わるわけではなくって。

いつ、どこで、誰に、どうやって、

私は「助けて」を伝えて、

前に進むことができるのかな。

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