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海外旅行のために管理栄養士が準備すること5選

こんにちは。管理栄養士cmaricoです。
そろそろ海外旅行にいきたいなぁなんて思っているかたに、管理栄養士が海外旅行のために準備すること5選をご紹介します。

2023年6月上旬にロンドンとパリに行ってきました。
旅行の準備をするにあたり、コロナウイルスの影響が無くなったわけでは無い事や、政情不安のためにいつどこで何が起こるかわからない、というリスクを踏まえる必要を強く感じました。
リスクはありますが、備えをしっかりして旅行を楽しみましょう。

1,浄水ポットを持って行く

コロナ渦以前は、当然のように水は旅行先で買っていました。
しかしながら、ここ数年のいろいろな出来事から「人は不測の事態が起きると水を買うために必死になり混乱する」という経験をしました。
それぐらい水は命に直結しているということですね。
旅行中に何かが起きて、町中からペットボトルの水が無くなる、なんてこともありうる訳です。安全な水が飲めない環境はなかなか過酷です。
今回の訪問先である、ロンドンとパリの水道の水はそのまま飲めることがわかっていましたが、より安全な水を確保できるように、浄水ポットを持っていきました。(東レ トレビーノ 浄水ポット)
緊急事態用に持って行った浄水ポットですが、滞在先で水を買わなくても良いのはとても便利でした。観光で疲れて帰ってくる途中に重い水を買うのは大変ですもんね。それにペットボトルのゴミがたくさん出ないのはとても気楽でした。

2,旅行前から胃腸を整える

旅行中はいつもとは違う食事や水のために胃腸の調子を崩しがちです。
市販の整腸剤を旅行荷物に入れている方は多いと思います。
しかしながら、旅行に持って行きたい大事なものは、整腸剤では無く「元気な腸内環境」です。
元気な腸内環境であれば、免疫力も向上し、旅行先でもおなかを壊しにくく、食事を十分に楽しめます。
腸内環境は整うまでに2週間~1ヶ月程度かかりますので、旅行の前から腸内環境を整える準備を始めましょう。
1ヶ月分の整腸剤を購入したら、旅行が終わる頃に全部の整腸剤を飲みきるように逆算して飲み始めることをお勧めします。

3,ナッツ類を持ち歩く

緊急事態用の食品として、持ち歩く食品としては「ナッツ・チョコレート・羊羹」などがお勧めです。その中でも「ナッツ」は比較的軽くて小さな袋やタッパーなどに入れて持ち運べるのでお勧めです。夏のヨーロッパではチョコはあっという間に溶けてしまって大変です。
またナッツは、チョコや羊羹に比べて血糖値が上がりにくく、ビタミンE、カリウム、食物繊維を摂ることができるので、血糖値や血圧が気になる方の間食に向いています。ナッツは素焼きの物を選びましょう。
高カロリー食品ですので、数粒食べれば小腹が満たせます。ナッツを食べ過ぎるとおなかいっぱいになってしまって、せっかくの食事がおいしく食べられないなんてことになりますので、その点を注意しながら摂るようにしてください。

4,野菜や果物が洗える中性洗剤を持って行く

家庭用中性洗剤で「野菜・果物」が洗えるのをご存じですか?
家庭用中性洗剤の「用途」のところをご確認ください。
「野菜・果物・食器・調理器具・・・」となっているものと「食器・調理器具」となっている物2種類があります。
旅行には野菜や果物を洗える中性洗剤を小分けにして持って行きました。
旅行先では、現地で購入した果物を食べたいですよね。
ロンドンでは小ぶりのリンゴをおやつに持ち歩いていました。
以前ならさっと水で洗って、食べる前にキュキュっと拭いて、まるかじりしていたのですが、コロナ渦を経て少し慎重になりましたので、しっかり中性洗剤で洗いました。
洗ったリンゴを清潔なジップロックに入れて持ち運べば安心です。
フランスではプラムをおやつにしました。おいしかったですよ。

5,お土産用の日本のお菓子を持って行く

最後に、緊急事態のためにできる事として、「現地の人と交流しておく」ことをお勧めします。何かあったときに助けてもらいやすくする環境作りをしておくことは大事です。そのために日本のお菓子は大活躍します。
チェックインの時に、「よろしくお願いします」とか「ここでの滞在を楽しみにしています」というメッセージとともにフロントの方にお菓子を渡しておくと、とてもフレンドリーに対応してくださいます。
サービスをしてくださる方へのお礼や、チェックアウトの時のお礼などにも使えます。そうしておくと、ホテルスタッフの方とも穏やかに交流でき、なにかあったときに頼りやすくなります。
いくつか準備したお菓子の中でも「抹茶のキットカット」と「ポッキー」は絶大な人気が有り、とても喜んでもらえました。
お菓子をもらうと、思わずニコッとしてしまうのは食べ物の力ですね!
緊急事態が起こらなければ、ただ楽しい思い出になるだけなので、是非日本のお菓子を使って現地の方と交流してみてください。




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