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再び不登校になった次男

もうすぐ二学期も終わりという昨年12月のある木曜日のこと、次男が朝起きるのを辛そうにしていたので、その日は大事をとって学校をお休みすることに。翌金曜は普通に朝から学校に行けたものの、週明けの月曜日には再び朝起きられない状態になってしまいました。

ここで無理をさせて調子を崩したら元も子もないので、その日は学校をお休みして家でゆっくり過ごすことにしました。

そして翌朝、前回と同じく一日休んで元気に学校に行けるかと思いきや、本人から学校をお休みしたいと訴えてきました。

「でもー」「やめとく」「ねむい」「おやすみしたい」高校生になってからは、ほとんど聞かれることのなかった言葉が、その日を境に再び繰り返されるようになりました。

原因はいまのところ不明

支援校への入学を期に、徐々に学校で過ごせる時間が増えていき、学校のことを「楽しい」とまで言っていた次男。なぜ急に学校が嫌になったのか、本人に理由を聞いても「うーん」「わかりません」と言うばかりで、ちゃんと答えてはくれません。

そういった話し合いをすること自体嫌がるので、しつこく聞くわけにもいかず、また学校の先生に聞いても以前と変わらない様子とのことで、結局いまのところ原因は不明のままです。

この辺は感覚過敏の影響もあるので、なかなか判断が難しいところです。

一歩進んで二歩下がる

親としては、毎日少しずつ積み上げてきたものが、とつぜん崩れ去ってしまったような感覚で、すごろくで言えば、まさに「振り出しに戻る」です。正直かなりショックで、落ち込んでしまいました。

ただ、以前に不登校&引き篭もりだった中学時代とは異なり、

  • 家では元気に過ごせてる

  • 週イチの児童デイには楽しそうに参加してる

  • 食事面は特に問題ないどころか偏食がなくなった(前回の記事参照)

という感じで、とりあえず本人は元気そうなのが何よりではあります。

また、不思議なことに校外学習(職場体験)には嫌な顔ひとつなく参加できました。当日になって「やっぱり行かない!」とか言い出しそうで、内心ビクビクしていましたが、初めての場所でも問題なく活動できたようで「お仕事たのしかった」と満足そうな表情で感想を言っていました。

「不登校」という上辺の部分だけを見てしまうと「一歩進んで二歩下がる」状態で、まったく進歩してないように思えてしまいますが、広い視点で見れば本人なりに成長している部分もいろいろと見えてきます。

なので、あまり過度な心配はせずに、本人のペースに合わせて、焦らずゆっくり支援していこうと思っています。

まずは視覚的な支援で

何か困ったときは「基本に立ち返るのが大事」ということで、朝起きたときに、本人にその日の予定をスケジュール用紙に書いて見せるようにしてみました。この用紙をいっしょに見ながら、今日はどこまで参加するか本人に選んでもらう形式です。

スケジュールメモの例

それまで口頭での話し合いで予定を決めていたときは、いざ出発する段階になって「やっぱりいかない」と覆すことが度々あったのですが、用紙に書き留めるようになってからは、それもほとんどなくなりました。

最近では、支援校に入学した当初と同じく、学校まで親が送迎して1〜2時間すごして、そのまま連れて帰るという日々になっています。


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