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【7つの習慣②】死んだときの事を考える

今回紹介させていただくのは「7つの習慣」という書籍です。

7つの習慣はボリュームが多く内容も深いため、各習慣を1つずつピックアップしていきたいと思います。
本記事では「第2の習慣 終わりを思い描く事から始める」について、私の考え方を踏まえながら噛み砕いていこうと思います。

行動指針を決める


このパートで述べられていることは、人生の行動指針を定めようということです。
本書の中ではこれを「ミッション・ステートメント」という言い方をしています。
このミッション・ステートメントを定める理由と、そのやり方が書かれています。

なぜミッション・ステートメントを決める?


人は何かしらに重点を置いて日々を送っています。
本書では以下の7つが挙げられています。

配偶者、家族、お金、仕事、所有物、娯楽、友人

もちろん多くの人はいくつもの項目が複雑に絡み合って、それぞれに優先度があるでしょう。
ミッション・ステートメントを定めることで、これらの項目との関わり方を明確にすることができます。
自分の中に軸ができ、数々の選択を迫られる中でぶれない生き方ができるのです。

偏りのある人の場合

例えば、配偶者を中心に人生を生きている人を考えてみます。
この人の中には常に配偶者がいます。
お金は配偶者を養うためのもの、仕事はそのお金を得るための手段でしかありません。
配偶者との関係がうまく行っているときはいいですが、常にそれを維持するのは難しいと思います。
常に機嫌を損ねないように行動し、自分ではなく配偶者のための人生を送ることになります。

行動指針が決まっていると

ミッション・ステートメントが定まっている場合、配偶者との関係をどのように築きたいかはすでに決まっています。
その決めた指針に沿って自分の影響の輪の範囲内で最大限にできることを考えます。
影響の輪については第1の習慣について書いた記事に記述しているのでよければご覧になってみてください。

理想の関係を築くために

「この人とどんな関係でありたいのか」が明確であればあるほど行動しやすいですよね。

友人の中でもその人に求めることが

  • バカみたいに一緒にふざけてリフレッシュしたい

  • 本気で悩んでいるときに相談に乗ってほしい

  • いつも身近にいてリスペクトし合える関係

など、様々なパターンがあるかとおもいます。
それぞれ意図している関係を築くために今自分はどのような行動をするのが最適なのか、という思考をすることができます。

人間関係のみならず、物やお金との向き合い方を明確にすることは、自分の行動に大きな影響を与えてくれるのです。

ミッション・ステートメントの作り方


次に具体的な作成方法についてです。
「大事なのは何となく分かるけど、急に人生の指針を決めろと言われてもそんなのわからない」と感じると思います。
大丈夫です。
7つの習慣では具体的にどのようにすればミッション・ステートメントを定めることができるか書かれています。

具体的な方法

それは「自分の葬式を想像する」です。
できるだけ具体的に想像してみてください。
自分の遺影が前に飾られていて、家族や親戚、友人や職場の同僚などが集まってくれています。
その葬式の場でそれぞれの人に何を言われたいのかを考えろと本書では書かれているのです。
今この記事を読むのを一旦やめて、目を閉じて考えてみてください。

そこで思い浮かぶ言葉が、自分のなりたい姿を表しています。
また、その人とどのような関係を築きたいのかを言語化しているのです。

この本を読むまでそんな事考えたことありませんでした笑。
でも実際に考えてみると面白いです。
「私って実はこの人とこうやって関わりたいんだ」と新しい発見もあるでしょう。
考えるだけでなく、文字に起こすことをオススメします。
文字にすることで考えが整理されて、なりたい姿がより洗練されていくのが実感できると思います。

想像すると浮かびやすい事は他にもいくつかあります。

配偶者との関係の場合は20回目や30回目の結婚記念日はどのような形で迎えていたいか、職場での場合は退職するときを考えてみるのもいいと思います。

個人だけに収めず…


ミッション・ステートメントの重要さと、考え方はご理解いただけたと思います。
ここまでは個人のミッション・ステートメントについて考えてきました。
ですが本書では個人のみならず、家族のミッション・ステートメント、職場のミッション・ステートメントなど集団全体に適応させる行動指針を定める事も推奨しています。

一人ひとりが自覚を持つため、決める際には全員で話し合うべきと言われています。
多くの企業には「ミッション、ビジョン、バリュー」のような行動指針があるかと思います。
ですがこの殆どは経営陣や役職の高い人達が集まって決めたものではないでしょうか。
それではなかなか社員全員には浸透しません。

個人のミッション・ステートメントを作るのすら難しいのに、集団のミッション・ステートメントとなると人数が増える分余計難易度が上がります。

なのでまずは個人のミッション・ステートメントを作成することを最優先、そして周りとも話し合いながらより小さい集団(夫婦など)で作るのがいいのではと感じました。

まとめ


「第2の習慣 終わりを思い描く事から始める」いかがでしたでしょうか。
きっとこれを読んでくださった殆どの方は「やっぱ目標みたいなの定めるのって大事だよな〜」という感想を持って、特に行動を起こさないと思います。

ですが、インプットしたことに対し行動することで少しずつ変わるでしょう。
私を含めて、重い腰を上げながらミッション・ステートメント考えてみてはいかがでしょうか。
本格的に考える場合は私の記事だけですと不十分だと思うので、実際に本を手に取って読んでみてください。

この記事をきっかけに、一人でも自分と向き合う時間を作ってくださる方がいれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

次の「第3の週間 最優先事項を優先する」についても書いているので、よければご覧になってみてください。


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