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より安全なイベント運営を目指して

中高生鮎友釣り選手権は、昨年まで8回開催させていただきました。
回数を重ねていくうちに、イベントの規模も大きくなりました。
様々な方から協力をいただくようになり、安全に大会を開催することに、より意識を高くもつようになっています。今回は、安全に大会を運営する上で私たちが行なっていることを一部お伝えします。

選手がライフベストを着用します

毎年、多くの方々が釣りを楽しみに郡上市を訪れてくださいます。
本当にありがたいことですが、残念なニュースをしばしば耳にします。
水難事故で命を落とされる方のニュースです。
私たちの大会では、昨年から当会が開発したライフベストを必ず着用します。
これまで、鮎友釣りに特化した製品がなかったこともあり、安全な釣りへの啓蒙活動としても効果があると考え、実施しました。
安全にアウトドアスポーツを楽しむことを私たちのイベントからも発信していきます。

選手全員が鮎友釣り専用のライフベストを着用します

医療スタッフのサポート

最も気をつけるべきことは、選手をはじめ、来場者の健康管理や安全管理です。
大会規模が大きくなるにつれて、対応する人数が増えることになります。
私たちのイベントでは、3名の看護師に常駐していただき、もしもの備えや、適時安全面での指導助言をいただきます。
また、1名の消防士に救護員として待機していただき、万が一流されてしまったり、河川で転倒したりした時の対応の準備をしています。
今大会では、1日のイベントの後に、熱中症への対策や、様々な来場者への対応についてなど、貴重なご意見をいただき、次年度のイベントに反映させていきます。

看護師として常駐していただきました。
全国看護師釣行会の皆様、ありがとうございました。

経口補水液配付

鮎友釣りの標準装備の中には、腰にベルトを巻き、必要な道具を携行します。
水分もその1つですが、選手には熱中症予防の観点から、経口補水液を2本以上支給します。
ボトルホルダーに取り付けて携帯してもらい、適宜補給することを義務付けています。
中高生の選手たちは、普段から飲み慣れているお茶や清涼飲料水を飲みがちなので、ここは私たち運営側も適時促していく必要があるところです。

選手には経口補水液を支給します

大会レフェリーの見届け

大会には、選手がルールに則ってフェアに競技をしているかをジャッジするレフェリーを7名配置しています。
その役割の1つとして、選手が無理をして危険な行動を取らないか、あるいは様子に異変がないかなど、安全面での見届けも行います。
一定数の競技者がこの大会をきっかけに鮎友釣りを始めた経験の浅い学生もいます。
安全を第一に考え、必要に応じて指導を行うこともあります。

大会エリアを7名のレフェリーで見届けます
競技委員長からルール面や安全面での説明を受けます。

100%はない

一番大切なことかもしれません。
どれだけの備えをしても、100%安全ということはありません。
こういった意識を、私たち運営スタッフが十分に認識し、安全で安心なイベントをつくっていく意識を高めていくことが大切だと考えています。
そのためにも、いよいよ半年に迫った次回大会に向け、新しい学生や仲間と、良いチームワークを構築し、イベントを安全に終えられるような準備をしていきたいと思います。

#もしもの備え


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