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映画は処方箋


映画をよく観る。

よく観るというか定期的に観ないといけないというか。

何か思い悩んだりしたときはいつも映画が心を晴れさせてくれる(観た映画にも寄るけど)。

何かあっても「僕には映画があるんだ」と、心のよりどころになってくれていたりもする。

簡単に言うと、映画は僕にとっての常備薬みたいなものなのである。

ひとりで夜にホットココアを飲みながら映画を観ているときは、至福の時間すぎて日頃のストレスが浄化されていくのがわかる(観た映画にも寄るけど)。

高いからあまり頻繁には行けないが、映画館で観る映画も大好きだ。
観たい映画を大スクリーンで観れるからとかではなく、映画館というあの空間が大好きで、なぜかとても心が落ち着くから。

映画館で観るなら最早なんの映像でもいいかもしれない。
それぐらいあの空間が好きで、ずっと居座っていたい。
それに、あそこで食べるキャラメルポップコーンは至高の一品と言っても過言ではない。

スーパーやコンビニにキャラメルポップコーンは中々売っていないので、わざわざ無印に行ってキャラメルポップコーンを買い溜めたりもしている。
でもやっぱり家で食べるよりも映画館で食べた方が格段に美味しい。
小学校の給食のときにだされた納豆が、家で食べる納豆の数倍美味しく感じるときのやつと似ている。

それでも、ホットココア片手に無印のキャラメルポップコーンを頬張りながら映画を観るのは至福中の至福だ(観た映画にも寄るけど)。

僕は、誕生日は毎年、映画館で映画を観るという決まりをつくっている。
これは「トゥルー・ロマンス」という映画の真似で、主人公が毎年、誕生日は映画館に行くことに決めているのだが、それを観てかっこいいなと思ったからだ。

誕生日に行った映画館から始まるストーリーを僕も期待しているのだが、特段イカした出来事に遭遇したことは一度もない。
まあ当然、今後も何も起きないのだろうけど。
というか、トゥルーロマンスみたいなぶっ飛んだ出来事に巻き込まれても困るのだけれど。

洋画や邦画、色んなジャンル問わず観るが、好みの映画はだいぶ偏っていると思う。

特に、マフィアやギャングや薬物系の映画は大好物で、アングラ感が漂っている映画はついつい観てしまう。
日常系やSF、モンスターパニック系も割と好きだが、恋愛系はあまり感情移入ができないので観ないようにしている。
大人になれていない僕に恋愛系の映画はまだ早すぎるのだ。


さて、ここで2023年に観た映画を紹介しようと思う。
2023年は全部で104本の映画を観た。
これでも普通の人から比べると多い方だと思うのだが、有村昆 は年間500本も観ているというのだから驚きだ。
トイレに行くときもお風呂に入るときも映画を観ているに違いない。



↓「2023年 慶士が観た映画」↓

1.天使のくれた時間
2.1917 命をかけた伝令
3.ランボー
4.ビューティフル・マインド
5.すばらしき世界
6.ゲド戦記 (過去鑑賞あり)
7.ヒーローショー
8.脳内ニューヨーク
9.THE FIRST SLUM DUNK ☆
10.羊たちの沈黙
11.セブン
12.キング・オブ・コメディ
13.マイ・インターン
14.ザ・グリード (過去鑑賞あり)
15.ディープ・ブルー (過去鑑賞あり)
16.トレマーズ
17.美女と野獣
18.僕のワンダフル・ライフ
19.プラダを着た悪魔
20.フリー・ガイ
21.バーレスク
22.パラサイト (過去鑑賞あり)
23.ブレードランナー
24.トゥルー・ロマンス
25.バビロン ☆
26.処刑人
27.still dark
28.君に幸あれよ ☆
29.透明花火
30.男はつらいよ
31.ちひろさん
32.仁義なき戦い
33.雨に唄えば
34.ろくでなし
35.その男、凶暴につき
36.ソナチネ
37.劇場版 輪るピングドラム 前編
38.劇場版 輪るピングドラム 後編
39.トップガン マーヴェリック
40.ミスト
41.バッファロー’66
42.ストリート・オブ・ファイヤー
43.ターニング・ポイント
44.ベイビーわるきゅーれ
45.最強殺し屋伝説国岡
46.グリーンバレット
47.シン・ウルトラマン
48.時計じかけのオレンジ
49.メジャーリーグ
50.さらば青春の光
51.スナッチ
52.パターソン
53.ブックスマート
54.ちょっと思い出しただけ
55.コーダ あいのうた
56.僕たちは変わらない朝を迎える
57.東京バタフライ
58.わたしの見ている世界が全て ☆
59.怪物 ☆
60.レナードの朝
61.ケイコ 目を澄ませて
62.ダークナイト (過去鑑賞あり)
63.JAWS
64.マイ・フレンド・フォーエバー
65.君たちはどう生きるか ☆
66.風の谷のナウシカ (過去鑑賞あり)
67.パーム・スプリングス
68.時をかける少女 (過去鑑賞あり) ☆
69.実写版時をかける少女(83年)
70.サマーゴースト
71.世界の中心で、愛をさけぶ
72.さよなら、退屈なレオニー
73.トゥ・レスリー ☆
74.ザリガニの鳴くところ
75.シン・仮面ライダー
76.アカルイミライ
77.シャイニング
78.ドライブ・マイ・カー
79.ミンナのウタ ☆
80.戦場のメリークリスマス
81.グリーンブック
82.イエスマン (過去鑑賞あり)
83.とんかつDJアゲ太郎
84.ハリーポッターとアズカバンの囚人 (過去鑑賞あり)
85.ターミナル
86.リトル・ダンサー
87.ものすごくうるさくて、ありえないほど近い (過去鑑賞あり)
88.グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
89.AIR/エア
90.新感染
91.カモン カモン
92.バレンタインデー
93.ジョジョ・ラビット
94.チャーリーとチョコレート工場 (過去鑑賞あり)
95.リッチー・リッチ
96.運命じゃない人
97.彼女とTGV
98.蛇にピアス
99.ザ・フライ
100.ベンジャミン・バトン 数奇な人生
101.ナイトメア・ビフォア・クリスマス
102.ノッティングヒルの恋人
103.バグダッド・カフェ〈DC版〉
104.愛してるって言っておくね

ざっとこんな感じ。

☆マークは映画館で観たという印なだけで、別にお気に入りの映画とかそんなんではないです。

こう見ると、2023年僕は9回しか映画館に行ってないらしい。
思ったより少なかった。
2024年はもっと映画館に赴こう。
観たい映画があってもサブスクにでるまで待つとかいうケチくさいことはやめよう。

2023年はなんと言っても僕が大好きな映画「ザ・グリード」の再放送があったのがめちゃくちゃ嬉しかった。

小さい頃、木曜洋画劇場で何回も観た僕のバイブル映画だ。
DVDもVHSも廃盤になっていて、テレビでも再放送を中々やらないという激レア映画なのだが、もう一度観たすぎて30000円する中古のDVDを買おうか悩んでいた矢先に、午後ロードで6年ぶりとなる再放送が決定した。

しかもその再放送があることを知ったのはたまたま昼過ぎにテレビをつけときだった。
今からザ・グリードを放送するという予告が流れ、僕は目を疑った。
もうその日は予定を全部ぶっ壊してザ・グリードに打ち込んだ。
相変わらず最高の映画だった。

あと、僕は細田守作品の「時をかける少女」が大好きで、これは毎年夏に必ず観ることに決めているのだが、2023年は時をかける少女10周年を記念して、2週間だけ映画館でリバイバル上映された。
あんなに大好きで昔から毎年観ている作品を初めて映画館で観ることができた。
そのときの感動たるいなや、映画館を出て思わず同居人にLINEをしてしまうほどであった。


さて、2023年僕が観た映画104本の中から、洋画と邦画で1本ずつオススメを紹介しようと思う。

まずは洋画。
悩みに悩んだが、個人的には「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」が良すぎた。
まあ名作として有名なので、観ている人も多いかもしれない。

僕にとってはこの映画にでてくる全部の台詞や言葉が心に沁みた。

天才のウィルに対して友人のチャッキーが浴びせる言葉はトゲがあるのに心温かく、もう堪らなく良かった。
そして、ウィルは天才でこれから色々なところに羽ばたけるのに、ウィル自身は一生工事現場でいいと、そんなものに興味はないと、そのシーンがすごく共感できた。

もしかしたら共感できない人は結構いるかもしれないが、僕にとっては悶絶ものだった。
是非観てください。


そして邦画。
これはもう間違いなく「わたしの見ている世界が全て」だ。

これは下北のK2に同期と2人で見に行ったのだが、もう期待してた何倍も良すぎて、映画館出たあとに頭がクラクラして立てなかった。
映画館を出たすぐのところにあったベンチに座り込み、同期とこの映画について語り合ったのが懐かしい。

この映画はなんか人生すぎた。

みんな色々な思いがあって、その思いに向かって行動をしている。
家族で分かり合えなくても助け合おうとしても中々うまくいかない、それは家族でも見えないその人の人生があるから。

なんか人生だなって、観たあとにそう思える映画は大好きだ。

僕たちも映画の中のような人生をおくっているんだなって。
みんな主人公であり脇役なんかいない、そう思わせてくれる。

是非観てみてください。
これは自信を持っておすすめできます。


さて、2024年はどんな映画に出会ってどんな想いが芽生えるのだろう、誕生日はどの映画を観るのだろう。

もうワクワクが止まらない。

ふとしたときに観た何気ない映画が、僕の人生を変えるかもしれない。

ホットココアを片手に、今日も僕は人生の余韻に浸るのだ。

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