読書感想#32「はじめての北欧神話」
久しぶりの投稿です。
実はギリシャ神話が大好きで本を読んだり神様や英雄の姿を想像してイラストに描くのが好きなのですが(Twitter、Pixivで葛西秋という名前でイラストを載せています。)、今回は新しく神話の沼を開拓しようということで北欧神話に手を伸ばしてみました。
ロキやオーディンなど、メインの神様の名前はなんとなく知ってるレベルの知識なので、わかりやすそうなこちらの本を読んでみました。
ページ数は150ページほどで、ふりがなもふってあるし難しい熟語などもないので小学校高学年くらいなら十分理解できそうな内容でした。読み聞かせしてあげれば低学年からでも理解できるかもしれません。
そして全体を通して読んでみた印象として‥
トラブルは大体ロキのせい。
本当にこのロキという神様がなんでもかんでもひっちゃかめっちゃかにする!トラブル大好き!皆がゴタゴタしてるの大好き!って感じなんです‥。北欧神話のトリックスターと言われていますが、同じくギリシア神話でトリックスターとされているヘルメス神などは可愛いものだと思いました。強いていうなら争いの女神のエリスをさらに濃ゆくした感じだなと思いました。
でも、そんな良くも悪くも派手に活躍するロキから目が離せなくて気づけば北欧神話で一番好きかも‥と思ってしまうのが不思議です。
(余談ですが、この本を読んでロキとウートガルザロキは別々の存在ということを知りました、名前が似てたので混同してました‥)
北欧神話でとても特徴的なのは、終わりがしっかり描かれてるところだと思います。
ラグナロクという最終決戦で神様たちだろうと容赦無くバタバタと死んでいくところは衝撃的すぎると思いました。進撃の巨人が影響を受けているというのもよくわかります。
でも、熾烈を極める戦いでバッドエンドになるのではなく、戦いののちに命が繋がれていくのは希望があってよかったなと思いました。
神話というのは、ギリシャ神話を勉強していても思いますが物語の原点にして頂点と言っても過言ではないと思います。今なおたくさんの創作物に影響を与えているし、この時代に読んでも十分面白くてワクワクします。
今回は私の描いたイラストも載せたいと思います。本を読んでなんとなく想像した主だった神様たちを描いてみました。
↑書かれてるサインはTwitterのIDです!北欧神話はまだこの作品だけですがギリシャ神話の絵を色々描いてますので興味のある方はぜひご覧になってください!
北欧神話も沼っぽいのでこれから色々読んでみたいと思います!