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読むだけで幸せな恋愛やパートナーシップが叶う潜在意識覚醒童話「ユメミーヌの物語」


これからお話しする物語を読むだけで
あなたの潜在意識は書き換わり、あなたにとって
本当に価値のあるパートナーシップを探すようになります。

童話を読んでワクワクした子供のころの心になって
お読みくださいね。

1回読むと、潜在意識が「おや」と気づきます。3回読むと「当たり前のこと」として捉えます。
5回読むと「このストーリーのようにしよう」と集中し出します。



はじまり…


緑の山々やいくつもの湖に囲まれた、ある遠い美しい国に、ひとりの少女が住んでいました。
少女の名前は「ユメミーヌ」。真夜中の空のように黒い長い髪に、お昼間の太陽のように輝く頬をしていました。

近くに住む村の者たちは美しいユメミーヌが、どんな若者の妻になるのだろうか、と噂し合いました。

けれどユメミーヌは幼い頃から、いつかは山の向こうのお城に住んでいる王子様に出会い、
結ばれることを夢見ていました。並外れて美しい娘は平民であっても
王族と結婚できるという話をユメミーヌは聞いたことがあったのです。

「村の若者のお嫁さんになりたいとは思わない。お父さんもお母さんも、私のことを
そのあたりの若者と結婚させるのは惜しい、って言っている」

ある日ユメミーヌは勇気を出して、王子様を探しに出かけることにしました。
もう遠くのお城の王子様を想像していても、何も変わらないということに気づいたのです。

ユメミーヌは、持っている中で一番良い服を入れた小さな荷物を下げてお城に向かい歩き出したのです。

お城は山々の向こうにあるはずですが、少女の足では何日も何週間もかかると思われました。

道中でユメミーヌは、森で狩をする若者に出会いました。

若者は「どこまで行くの?森には獣や悪い奴がいるかも知れないし、危ないよ」と言いました。

ユメミーヌは若者に王子様を探してお城に向かっていることを告げました。

すると若者は彼女に「王子様なんて、現実には会えないよ。夢を見るのはやめた方がいい」と言いました。

ユメミーヌは「本当はそうなのかも知れない…」と落胆し、帰ろうかと思いました。

けれど、たとえ たどり着けなかったとしても、このまま帰ったら、ずっと悔いが残ったまま、
毎日お城のほうを見てため息をつくのだろう、と想像したのです。

「だったら、悔いが残らないように今行ってみるのも良いかもしれない」とユメミーヌは思いました。

若者は
「悔いが残らないように思ったことをやるのはいいかもしれないね。
ちょうど獣を追ってお城の方角へ移動する途中だから、
道案内をしてあげてもいいよ」と言いました。

ユメミーヌは若者の言葉に励まされ、彼と一緒に旅をすることにしました。
若者は狩人で、ユメミーヌは道案内と護衛をしてもらっているお礼に、彼の手伝いをしました。

彼らは山や森を通り抜け、たくさんの冒険を経験しました。

若者の狩りの腕前はたいしたもので、なんなく獲物をしとめるのでした。

それでユメミーヌは村にいた時よりも、おいしい食事をすることができました。

そして若者の親切な心や力強さに魅了され、彼に惹かれていきました。

若者もまた、彼女の美しさには最初から惹かれていたのです。

そして、ある日 
ふたりは美しい湖にたどり着きました。湖畔でふたりは互いの気持ちを告白し、
村に戻って一緒になろうということになりました。

ふたりは村に戻る岐路に着きました。ユメミーヌは王子様と結ばれるという夢を諦めたけれど、
現実の中で見つけた幸せは、それ以上のものでした。

後悔…


しかし、しばらくして、村が間近になって来るとユメミーヌは、やはり王子様のことが気になり出したのです。

「まわりからいつもほめそやされた私がこのまま、狩人の妻のままでいていいのだろうか?

私にはもっと、大きな幸せがあったのかも知れないのに…」

このままモヤモヤしたまま結婚するのは良くない、と感じたユメミーヌは若者に

「私は王子様をやはりどうしても一目見てみたいの」と告げました。

若者は、「自分で決めた道を進めばいいんだ。納得しないままここにいても、私は少しも嬉しくないからね」とユメミーヌを送り出してくれました。

何日も歩き、少女は自分の力で王子様のいるお城を探し続けました。

しかし、今度は若者は一緒ではなくたった一人です。

一人は不安で、夜は獣の声におびえました。

ユメミーヌは次第に、

まだ見ぬ王子様のことを自分が勝手に素晴らしい、と思い込み

王子様本人ではなくて、

その身分や持っている財産や権力などに魅かれているということに
気づきました。

王子様の姿かたちも、優しい思いやりのある人なのかも、何も知らないのに

勝手に王子だというだけで、最高の幸せが手に入ると思い込んでいたことに気づきました。

本当の幸せ…


ユメミーヌは湖の森で若者と、すでに最高の幸せを手に入れていたのです。

協力して毎日の糧を手に入れ、ユメミーヌも自分の仕事が出来ています。

お互いに信頼し合って安心していられる関係。

それ以上の幸せを望む必要があるのでしょうか?

王子様である必要があるのでしょうか?

ユメミーヌは、若者の大切さに気付かなかったことに後悔しました。

そして
お城までもうあと少しのところまで来ていたのに引き返したのです。

あきらめたのではなく、自分で決めたことでした。

ユメミーヌの心は湖のように、澄み渡っていました。

若者は、彼女が帰ってくるのを待ち続けていました。

ユメミーヌは心から若者に謝りました。

「私が望んでいたのは、あなたのような人だったの。

一緒に力を合わせて暮らすことが本当の幸せだとわかったの」

と言いました。

ユメミーヌは、自分が一番望んでいたものが 

もうすでにあったことに気づきました。

若者には気づいて戻ってきたユメミーヌを責める気持ちなど、みじんもなく

彼女が戻ってきたことに感謝しました。

そしてふたりは再び幸せな日々を送ることができました。

平凡な毎日でしたが、お互いに感謝の気持ちが溢れるようになりました。

ユメミーヌは大人の女性となり、夫や子供と睦まじく暮らす様子は

多くの人々から慕われる存在となりました。

ユメミーヌは、自分が求める幸せや理想像を、外からではなく、

自分自身の中から見つけ出すことができたのです。

そして、そのことを通じて、

彼女は自分自身にとって大切なものを学びました。

王子様をひとめも見ることができなかったことを悔やむことも

ありませんでした。

自分自身が持つ力や、大切な人々との繋がりによって、

愛や感謝を与えて向け取れる、より豊かな人生を歩むことができたのです。

「たぐいまれに美しいユメミーヌが王子に会いに行ったが、

そのチャンスを捨てて狩人の妻になった」

という彼女の物語は、語り継がれ、多くの女性に勇気や希望を与えることになりました。

彼女は、自分自身が見つけ出した幸せを、他の人々にも分け与えることができたのです。

物語の終わりには、

幸せな結婚を夢見る女性が自分自身を見つめ直し、

自分自身の思い込みに気づき手放したこと

ほんとうに大切なパートナーとの繋がりによって日常の中に、

尊い真実の幸せを見つけたと描かれています。

そして、すべての女性に、その力と勇気が備わっていてると語っています。

おしまい…


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