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突然の父の他界⑤

母と姉が警察官と実家に行っているなか、看護婦さんからご遺体の移動の段取りをお願いしますと言われる。

自分の葬儀のことは、一切考えていなかった父は、なんの準備もしていないと母から言われる。葬儀社に連絡すると運んで貰えると聞き、手当り次第、葬儀社に電話した。

1社目は、丁寧な対応だった。念の為登録しているか確認しますと言われ、暫くしたら電話しますと言われる。予算は、家族葬でも最低200万円かかると言われる。相場も分からず、分かりましたと伝える。

警察官も遠くからこちらを見ている。逃げないように監視しているのか?と思った。

1社目の葬儀社から電話がかかってきた。
「登録されていなかったです」
「また、申し訳ないのですが、立て込んでいて、対応できなくなったので、他の葬儀社を手配してください。」

葬儀の段取りをしないと断られることもあるということを知らなかったので、かなり焦った。

2社目の葬儀社に電話。態度が悪い。
「積立してる?初めて?」
「じゃあ最低350万だね。」
「どうする?段取りする?350万だよ」
「払えるの?」
「それでもよかったら、段取りするから」
と言われる。検討しますと電話をきる。

内心かなり焦っていた。あと、この態度のところでは、任せれないと思った。最後の望みで3社目に電話をした。

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