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きづなレポート深掘り隊〔 決算書3ヶ年分析 〕

こんにちは!きづなPARK☆PRチームです。
きづなPARKで可視化できるレポートが現在、11種類あります。
そんなレポート達を深掘りして、見どころやポイントの紹介を「きづなレポート深掘り隊」として、皆さまにご紹介いたします。
今回は、経営状態を把握する上で要となる、財務の「決算書3ヶ年分析レポート」について、お話しさせていただきます。


決算書3ヶ年分析レポートとは

直近3期分の決算数値から財務基盤と経営成績を単年及び時系列で評価し、外部のビックデータを用いた相対比較にて、市場での自社の立ち位置を把握することができます。
主要な財務指標の値を業界平均値と比較をすることで、自社を客観的に評価し、今後の経営判断に活かすことができます。

決算書3ヶ年分析レポート

決算書3ヶ年分析のレポート構成(全4ページ+補足)

※2023年10月6日時点

1ページ目:総合評価
総合評価のページでは、決算書の情報から「レベル0」~「レベル6」というようなレベル判定表記がされ、自社の経営状態を把握することができます。
そして、自社の結果と外部データを用いた他社(全社や業界)との差を視覚的に確認できます。
対策・施策のコメント欄より、自社の経営状態に応じた、とるべき対策(守りの経営)と施策(攻めの経営)について把握することができます。

1ページ目:総合評価

2ページ目:財務諸表
財務諸表のページでは、貸借対照表と損益計算書、キャッシュフロー計算書の評価結果を把握することができます。
各表の上段に3ヶ年分のグラフと直近の値を使用した評価(〇〇型表記)が表示されており、中段には3ヶ年分の値、下段にはコメント欄があります。

2ページ目:財務諸表

3ページ目:科目明細
貸借対照表と損益計算書の勘定科目が一覧として表示されます。それぞれ、勘定科目別の値、構成比、前期比、差分も表示されています。

3ページ目:科目明細

4ページ目:財務指標
安全性、収益性、成長性、効率性、生産性の5点に関する分析とグラフ、業界平均値が表示されます。

安全性分析:現預金月商比率、流動比率、固定長期適合率、自己資本比率
自社の倒産する可能性はどうか、支払い能力の状態はどうか、財務的な危険度を表示しています。安全性が高いほど財務的なリスクは低いと判断しています。

収益性分析:売上高総利益率、売上高営業利益率、損益分岐点比率、総資産経常利益率
自社が利益を得る力をどれくらい持っているかを表示しています。収益性が高いほど継続して経営ができていると判断しています。

成長性分析:売上高増減率、営業利益増減率
企業の経営拡大の度合いや今後の将来性を表示しています。

効率性分析:総資産回転率、キャッシュコンバージョンサイクル
保有している資産を効率的に使うことができているかを表示しています。

生産性分析:一人当たり売上総利益(粗利)、総資本生産性
保有している経営資源をもとに、効率的に付加価値*を出せているかを表示しています。  
*本レポートでは付加価値を「売上高総利益」(=粗利)として計算しています。

4ページ目:財務指標

まずは表紙で自社のレベルを確認しよう

1ページ目には総合評価が7段階で記載されています。自社はどのレベルでしょうか。
「ゾンビ企業」という言葉をご存じでしょうか。きづなPARKでは、「債務超過(純資産がマイナス)」に至っている状態を「ゾンビ」と表記しています。
ご自身の企業がどのタイプであるか、確認をしてみましょう。中小企業実態基本調査(中小企業庁)のデータを用いて、中小企業全体と比較してどうか、業界他社と比較してどうか、確認をすることができます。

レベル2は「入院タイプ」、黒字ですが不安定な経営状態です

最後に

今回は自社の財務状態を視覚的に把握できる「決算書3ヶ年分析レポート」を紹介しました。
税理士や会計士に決算書の作成を依頼しており、自身で決算書や財務状態を把握できていないというお声をよく聞きます。きづなPARKでは他社と比較して自社がどのような状態なのかも把握することができますので、この機会に確認してみましょう。

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