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オタトーーーク!!【ブルーピリオド】

アニメ「ブルーピリオド」の第一話を観ました。待望のアニメ化作品だったが、「面白い!」の一言でしたね。その興奮を伝えたいのと、この作品の面白さを語っていきます。

ネットフリックスなら9月25日から配信開始。地上波は10月1日からスタート。なぜかネトフリが先行しているけど、「こちとら月間料金払っとんじゃい」ってことで。地上波で観る人すみません。

まずは作品紹介ということで、PVとストーリーをどうぞ!

アニメPV

ストーリー

成績優秀で世渡り上手な高校2年生・矢口八虎は、悪友たちと遊びながら、毎日を過ごしていた。

誰もが思う“リア充”……
そんな八虎は、いつも、どこかで虚しかった。

ある日、美術室で出会った1枚の絵に、八虎は心を奪われる。

絵を通じてはじめて正直な気持ちを表現できた八虎は、美術のおもしろさに目覚め、衝動のままにスケッチブックへ向かっていく。

そして八虎は、ついに進路を固める。

実質倍率200倍、入学試験まで、あと650日──!

国内最難関の美大を目指して青春を燃やす、アート系スポ根物語、開幕!

(TVアニメ「ブルーピリオド」公式サイトから抜粋)

マンガのすごさ

作品との出会いは、「このマンガがすごい」かなんかで紹介されてたのがきっかけ。とりあえず全巻購入。こういう衝動買いができるのが大人の醍醐味。学生諸君、大人は良いもんだよ。

テーマが美術というのは読んだことが無いので、漫画界の新ジャンルではなかろうか。原作者も美大出身なので、内容がリアル。美大の入試で体調を崩したのは実体験らしい。私は芸術に疎いが、分かりやすく説明されており、美術に興味を引かれた。意識高い系マンガかも。

また美大出身だけあり、描写力が素晴らしい。万人受けする絵もファンを増やしているだろう。万人受けしない画風でもコアなファンがいるマンガもあるけどね。「ジョジョ」や「刃牙」はそう。

私が思う良いマンガの絶対条件に「登場人物のキャラがたっている」というものがある。本作は脇役のキャラがいいし、主人公の心情描写がすごく丁寧に描かれてる。主人公を応援したい気持ちが湧いてくる。

主人公は絵の才能に溢れているわけではない。初めて好きなことを見つけ、努力を惜しまない。そして成長していく。王道ではあるが、数々の名言が生まれている。

「好きなものを好きだと言うのって、怖いことなんだ」
「好きなことをする努力家は、最強なんですよ」

実を言うと購入したこのマンガ、何故か売ってしまった…。売った後しばらくして全巻レンタルしたり、今では買いなおそうとすら思っている。ホンマ罪作りなマンガやで…!

アニメの感想

注目したのは、「美術という題材をアニメでどう表現するか」という点。これはアニメの制作陣もすごく気を使ったと思う。制作陣も映像美術のクリエーターだから。

結論を言うと、丁寧に描かれてた。

主人公の人生のターニングポイントとなった「早朝の渋谷の絵」。その原風景である実際の早朝の渋谷のシーンでは、背景がブルーで描かれており、これが主人公が見た景色なんだなーと感じた。

グラフィックは美麗。しかしマンガで描かれてるシーンをカットしてる場面もあった。それは美術の表現方法だ。絵の具の色彩理論や遠近法の描き方など。あえて説明を省いて、ストーリーにフォーカスしたやり方なんだろう。

ちょっとビックリしたのが、高校生がタバコを吸うシーンが導入されてたこと。昔と比べると、テレビの規制が本当に増えたと思う。マンガもそうだけど。未成年の喫煙や飲酒は「教育に良くない」という世間の波に押されて、敬遠されてきたと思っていたから意外だった。

規制に対しての持論

本筋から外れるが、「過激なマンガやアニメやゲームを駆逐せよ」という論調は全く理解できない。だって人は刺激を求めるからだ。作品に求められるのは非日常感。非日常感=刺激なのだ。過激かどうかは、各人が判断すればいい。

過激な作品に影響されて犯罪に走る人なんて、ごくごく少数だと思う。ぶっちゃけると、作品のせいとかではなく、その人個人の問題だよ。反社会的な人格や育ってきた環境のせいであって、規制ばかり強化する風潮はどうかなと。クリエーターからしたら迷惑でしかないし。

でも最近、以前と比べると規制が緩くなったと感じてるのは私だけだろうか?気のせいかな??

まあ昔は緩かったね。平成生まれ以降の若者に言っても信じないかもしれない。だってゴールデンの時間帯におっぱいがテレビで見れたからね!私と同世代なら分かるだろう。バカ殿とか、水着だらけの水泳大会(ぽろりもあるよ)とか。絶対に親と一緒に見れなかったが(笑)

その代わりインターネットの劇的な進化とスマホの普及によって、テレビを情報受け取りにしていた時代は終わった。アンダーグラウンドな情報を誰でもいつでも見れるようになった。だから作品に規制強化しても無駄だと思うんだ。

もっと「ブルーピリオド」を楽しむために

実は大ヒットしているYOASOBIの「群青」は、「ブルーピリオド」を題材として作られた曲だ。主人公である八虎の心情を歌っている。作品を読んでから曲を聴くと、「こんなに作品と融合する曲があるのか」となること間違いなし!

個人的にはアニメのオープニングかエンディング曲に起用してほしかったが、残念ながらそうはならなかった。なんでや…と思ってたら、コラボ動画があったので、リンクを貼っておく。

既に漫画大賞も受賞している本作だが、アニメ化によって更にブームになるだろう。とりあえず今季見続けるアニメになって嬉しい。

皆さんも是非観てみてください!

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宇宙旅行が夢の一つなので、サポート代は将来の宇宙旅行用に積み立てます。それを記事にするのも面白そうですねー。