冬休みの課題図書

明けましておめでとうございます。

突然ですが、私はそこそこ意識が高い理科教師なので、この冬休み「課題図書」と称して、6冊本を読むことに決めました。

『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス
『言語化力』三浦崇宏 
『いかにして問題をとくか』G・ボリア 
『行動経済学まんが ヘンテコノミクス』佐藤雅彦、菅俊一、高橋秀明
『科学史ひらめき図鑑』杉山滋郎
『人を動かす』D・カーネギー

しかし、中途半端に意識が高い理科教師だったため、メルカリで購入した6冊の本を前に、早速モチベーションが下がってしまい、「もっと手のつけやすい本から読もう」と、6冊に入っていない積ん読本から読んでしまいました。噂に聞いていた積ん読本の反発力で他の本に手が届きやすくなる現象を体感できた、とも言えます。

その本がこちらの『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』です。
数年前に話題になっていたのですが、読む機会を逃しておりました。


結論から言うと、面白くて分かりやすくて本当に勉強になる良書でした。
正直いうと「生徒にこの本を渡したほうが、私が授業するよりも将来何倍もいいことあるんじゃないの?」と思いました。

「ファクトフルネス」とは著者の造語で、「マインドフルネス」のように練習すれば身につけられる、思い込みで動く本能でなく事実に基づいて考えるための技術です。この本では思い込みの本能を10個に分類し、どうしたらそれが抑えられるか、図やグラフを駆使して説明し、最終章には実践方法まで載せてくれています。

私は理科教師なので、本にあるように、ダイレクトに「ニュースの見方を教えよう」とかは教えられないかも知れません。ただ、この本を渡したほうが何倍もいい、で終わりにするのは教員として癪です。

客観的な、広くいえば『科学的』なデータの見方の話であれば、なんとかして化学で教えられそうな気がするんですが……


アイデア募集中なので、もしいいアイデアがあったら教えてください。

それと、他の本については、別の機会に感想を書いていこうと思います。この年になると、アウトプットしないと瞬間で内容のことを忘れちゃうので……

以上!

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