人生って、やっぱりゲームだと思った日
先日誕生日を迎え、また1つ歳をとった。
2600g弱でちっちゃく産まれた次女は無事成人式を終え、いじめや不登校も経験した長女は、春には社会人になる。家庭も次のフェーズに入ったなという気がする。
「寂しい」でもない。「解放された」とも違う。「ワクワク」「ポッカリ」…どれもなんか違う。いや、逆にどれも全部入り混じった不思議な感じだ。
つらくて大変なことも少なくなかったし、家族崩壊の危機もあったけど、楽しいこともたくさんあった。山あり谷あり。
「笑っても1日、泣いても1日。どうせなら笑って過ごす」ことをモットーに自分を励ましてきた。
そうやって時間を積み重ねてきたある日ふと、人間の一生って壮大な時間をかけてやるゲームみたいだなと思った。
一生の間に沢山の幸せを集めた人が優勝!というゲーム。お金も物もあの世には持っていけない。持って行けるのは思い出だけ。それなら幸せな思い出だけを持っていきたい。
時間は有限だ。
自分がコントロールできない事に悶々としているヒマはない。
身体が自由に動き、頭もしっかり働いて感受性も鈍らないうちに、幸せな思い出や楽しい思い出をたくさん集めてあっちへ持っていくのだ。
ふとそんなふうに思った。
西の山の辺がオレンジ色に染まる夕方。
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