【#京芸V展】『#共創展』とは?「京都市芸バーチャル展」について紹介
出会い、共に構築し、さらなる広がりを目指す
本展覧会は、たくさんの人が「共創者」として出会い、共になにかを構築し、新しく生まれてくるものへの可能性を知るために開催されます。
まず初めに、京都市立芸大の学生が平面作品を制作しました。比率が正方形の画像に収められ、それらは次にバーチャル空間上でキューブとして出現します。
cluster会場への来場者は、キューブを組み合わせてひとつの立体作品をつくります。キューブは8×8×8のグリッドに設置でき、作品画像は3種類に切り替わります。ひとりで制作するもよし、その場で偶然出会った人と一緒に取り組んでつくってみるのも面白いでしょう。
制作した作品は、写真に撮ってTwitterに投稿しましょう。cluster会場での制作物は、そのとき偶然居合わせた人だけにしか共有されません。それはそれで良いのですが、せっかくつくったのですから発表の場も必要だと思います。今回はTwitterのハッシュタグ「#共創展」が展示会場です。みんなで展示を充実させていきたいですね。
Twitterの「#共創展」に投稿された作品のうち、コンセプトがしっかりしたものや、おもしろかったものについては3/7(土)のイベントで紹介したいと思います。どんなものが生まれてくるのか楽しみです!
バーチャル展へ繋がる小さな、しかし重要な機会
「京都市芸バーチャル展」では、バーチャル展という生まれて間もない文化をより広く知ってもらい、より面白いものにしていこうと考えています。
しかしバーチャルへの理解・関心は、まだまだ一部の人に留まってしまっています。たとえ自分の大学の学生が展示をしていたとしても、実際にバーチャルSNSをダウンロードして見に行ってみようという人がすべてではないのです。
そこで考えたのが今回の企画でした。バーチャル展だからといって、すべてをバーチャル空間で行う必要はない。もっと場所を広げて、みんなでつくっていける展覧会は考えられないだろうかと思ったのです。
京都市立芸大の学生がリアルで作品をつくり、clusterのユーザーがバーチャル空間でそれを発展させた作品をつくる。そして、それを多くの人に観てもらい、一緒に考えてもらうためにTwitterという広い展示空間を利用する。
バーチャル展の普及に向けて、焦っても仕方がないと思います。ただ、どのような形であれバーチャルという文化に触れてもらう機会をつくることができたなら、それはきっと将来のバーチャル展へ繋がる小さな、しかし重要な機会になることは間違いないと思います。
「京芸V展」総合ディレクター 早蕨わらび
開催概要
展覧会名
『#共創展』
出展作家
あなた
京都市立芸大の学生
{Lukino、NG3、市田 優奈、小川涼羽、西田彩乃}
会期
2021年2月27日(土)~2021年3月14日(日)
会場
バーチャルSNS「cluster」特設会場『#共創展』
clusterの使い方はコチラ
開場時間
2/27(土)20:00公開
毎日0:00~24:00
主催
「京都市芸バーチャル展」プロジェクト
▼会場リンク
京都市芸バーチャル展とは?
バーチャル展の可能性を切り拓くため、京都市立芸大の学生が有志で企画制作しているプロジェクトです。展覧会企画に始まり、作家への出展依頼や展示設計、バーチャル空間の制作、イベント企画などを行っています。
ほかの展覧会企画
▶『Kou展 If you meet with...』
▶『Unseen Sights』
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