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夫に先立たれたらどうするか:プランA

近年、夫が2回入院してます。
コロナ前の1回目は家&職場から徒歩圏の病院のため毎日見舞いに行けたし、夫も外出許可で何度か帰宅し自分が勤務してる間に家事してくれたし、そもそも10日間で出てきてくれて、そんなには寂しさ極まりませんでした。
でも2回目の今年は見舞いもダメだし期間も一か月弱。ばっちりソロ生活シミュレーションしてしまいました。

まずは食事がダメでした。一人だと気が散って座ってられません。
「あ、あの食材を使い切ってしまわなきゃ」
「先にあれを仕込んでおかなきゃ」
という感じで落ち着いて食卓と向き合えません。

あと自分で作ったものを一人で食べると、「火加減違った」「塩加減弱気」のようなジャッジ食いになりがちで、それはまるで仕事です。リラックスしません。
じゃあ外食にしてみようか、と店も物色しました。
でもなぜか、どの店もつまらなく思えて入るに至れません。
もともとソロ焼肉ソロスナック、なんでもいけるクチなのに。

食事が仕事化し「タンパク質と炭水化物とビタミンミネラル食物繊維このぐらい食っときゃいいはず」みたいになりました。
何もせずとも2キロ体重が落ち、嬉しかったですが娯楽性はゼロです。
楽しみって、ないと前向きな気持ちが失われるもんですね。
足元にダークサイドが見えてきて、ハマってしまいそうでした。

幸いハマる前に夫が退院してくれて良かったですが、課題が生まれました。
もし実際先立たれた場合に、どうやったら前向きに暮らせるかな?と。

そして夫の退院から平和に半年が過ぎた昨日、ある行政裁判の判例をたまたま読んだんですよ。

昭和30年に日本に渡ってきた宗教法人Aに、平成後期になって固定資産税の支払い請求が突然くるようになり、宗教法人用の土地建物に課税はないはずでは?? という案件です。
これは税務署側の言いがかりですね、ていう判決が下ってます。

法律に照らした証明って非常に細かくて、宗教の成り立ちから歴史から教義まで列挙されてます。(大変ですよねこういうの調べたりまとめたりするの)

そこに書いてある教義が、なんだか合理的だし納得できたんですよね。信仰とは無縁で生きてるので、こういう感想初めて抱きましたけど。

それでAが何教なのか調べたんですが、どうやらバハイ教の模様です。昭和の別れの挨拶「バハハーイ」を彷彿させる響きですが初耳です。

初耳ですが、ふと思いました。将来ここに入信するのも吉かもしれんぞと。
月に適度な回数の集会があるようなので、友人知人が極端に少ない自分でも、人と会話したり生活のリズムを作ったりできそうです。あと職業を持って自立することが推奨されてるので、失いがちな勤労意欲の持続につながりそうです。「先祖をどうの」等は無し、何事も中庸を推奨、献金の強制および借金献金禁止。19日おき12時間断食ルールも内臓が休まりそうでいい感じです。

ただ、存在を実感できない「神」に祈るってのが真剣にできるかどうか現状微妙です。上の空で祈ってたら見透かされますか?
あと、若い頃ほど飲めなくなったとはいえ、体に毒でも飲酒したい気持ちがまだ否めず、禁酒ルールが痛恨です。なので今は暫定プランとして心のメモに書き込んでおくことにしました。


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