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【僕はコロたんその2】

【僕はコロたんその2】



このコロタンのお話は

犬たちの心は繊細で
人に守ってもらいたい。

犬たちの本当の幸せを
1人でも多くの人に知ってもらいたい。

そしてそれを知ったなら
知らない人に伝えてあげてほしい。

そういう願いから
犬目線で私たちが感じたこと
犬から伝わってきたことを書いています。

なので
犬の繊細なメンタルや
犬の幸せを知るという気持ちで
読んで下さいね🐶


今日は週に2日間のお父さんと過ごす日。

僕はいつものように
お父さんとすごしていました。

お父さんとお父さんの家で過ごす時は
玄関の土間に僕は繋がれていました。

確かに静かなのでよく眠れるはず。
僕は土間の隅で丸まって寝ていました。

そして
2日間が終わればまた
あのおばさんの所に行く。

あそこには
郵便屋さんにも宅配のおにいさんにも
追いかけて噛む女の子。

おじいさん犬は
今をのんびり過ごしている。

僕が遊ぼうと言っても
嫌な顔しかしない。

でも僕は遊びたかったけれど
おじいさんには辛かったよう。

物音にドキドキしながら過ごす毎日。

何をすれば落ち着いて眠れるのか
昼も夜も物音が気になるばかり。

この日はお父さんも
朝からソワソワしていた。

そんなお父さんを見ていた僕は
いつもに増して、落ち着かない。

耐えられなくなって
夕ご飯の後いつもよりそわそわしてた。

そんな僕を見てた
お父さんが首輪を引っ張った瞬間
僕の頭が首輪からスルッとぬけた!

逃げれる!
僕は一目散に逃げた!

落ち着く場所が欲しかった。

とにかく怖くない場所へ
行きたかった。

でも・・・
どこへ行ったらいいのかわからない。

どこへ行ったら
安心して過ごせるのか
わからない。

あのご飯をくれる
おばさんのところへ行くしかない・・

僕はまたあのおばさんの家に向かって
山の中を歩き始めた・・・

真っ暗な山の中。

おばさんの家の匂いを頼りに
山の中を歩くとあかりが見えた。

でも中に入りたくない。

でもお腹がすいた・・・

おばさんお腹空いた・・・真っ暗な夜
一晩中僕は鳴き続けた・・・。

朝になるとおばさんが呼んでる。

『コロちゃん~、おいで~』

行ってみるとおばさんは
ご飯を手に乗せて待ってる。

食べたいけど捕まりたくない
でも食べたい・・・

捕まってたまるか!

僕はおばさんの手の上の
フードだけ食べては
おばさんに捕まらないように逃げた。

でも、
おばさんの横に置いてあるお皿に
たくさんのご飯を見つけてしまった。

僕はそれを食べたくて近寄ったら
おばさんは僕を捕まえて
バリケンというプラスチックの箱に入れた。

そして僕は車にそのバリケンごと
乗せられた・・・。

~続く~

犬の声をお届けし、あなたの声を犬にお届けします。あなたと犬のシアワセな生活、関係のお手伝いをさせていただきます。